近江高島oumi-takashima
(滋賀県高島市)

通りの真ん中を流れる水路が珍しい、琵琶湖西岸の城下町
(旧バージョン)

高島は、明智光秀が設計したと言われる大溝城の城下町。通りの中央部に石組みの水路が流れる、独特の風景が見られる。奈良の城下町大和郡山にも同じような水路があることが知られるが、高島のは水路が三本も残り、距離もずっと長い。

商店街の通りで、何となく奇妙な建物を見つけた。傍らに立っていた説明版の内容を読んでみると、なんとこれは17世紀始めに作られた長屋門だという。唯一現存する大溝城の遺構とのことだが、左半分は住居、右半分は文房具店として今も使われているようだ。こんな文化財も珍しい。

高島町は町家を改造した「びれっじ」と言う施設を1号館から4号館まで開設している。長浜がモデルと思われるこの手法は最近各地で見られるが、今のところこの町の観光化はまだまだ進んでおらず、実に静かに散策ができる。

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