掛川は東海道五十三次の一つで、城下町としての歴史も古い。しかし今では、市街地には古い町並みはほぼ全く残っていない。そこで、一から町並みを作ってしまえということでできたのがこの風景。
	夢京橋やおかげ横丁がリアル志向の最高峰なら、こちらはキッチュ志向の極北。頭から、本物に見せようとは微塵も考えていないようだ。しかも町の中心部のかなり広い範囲に渡ってこのような建物ばかり集まっているのはすごい。
	とりあえず、何でもいいから瓦屋根を載せて壁を蔵のような配色にしてある。このビルなどもはや町並み風だかなんだか良く分からない。来訪者には愉快な町だが、住民はどう思っているのか興味深いところである。