御所gose
(奈良県御所市)

葛城川を挟む二つの町が一体となった、「双子都市」
(旧バージョン)

奈良盆地の南端近くに位置する御所の町は、葛城川を挟んで西御所、東御所の二つの町に別れる双子都市。それぞれに成り立ちは異なるとされるが、そのいずれもが碁盤の目状に区画され、古い町並みを残している。

西御所は陣屋町、東御所は常照寺の寺内町として発展したと言われているが、いずれも桑山氏が建設したとされていることから、完全に別々の成り立ちで発展した双子都市とは言い切れないかも知れない。雰囲気などに大きな違いは無いが、どちらかというと西御所のほうが、古い町並みの残る度合いは高い。

東御所では左写真のような、いかにも寺内町らしい風景が見られ、町名もそのまんま「御所市寺内町」である。一部が擬洋風建築化した町家(タイトル写真)や重厚な大和棟の民家など、様々な造りの建物が見られるのも面白い。全般に非常にレベルが高く、奈良県内有数の町並みだと言えるだろう。

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