大阪・道頓堀の新名所として昨年にオープンした極楽商店街は、その規模とリアルさ、バラエティーに富んだ入居テナントで人気を博している。ヌーベル町並みとしての仕上がりは、写真のとおりかなりのレベル。しばらくうろうろしていると、現実感がなくなってくる。
	実は極楽商店街は、ビルの５〜７階にあるのだが、階段を町なかの坂などのように見せる処理が上手く（写真二枚目及び四枚目参照）、ビルの中にいる実感はない。７階にある、メインショーが行われる広場の周りをとり囲むビル群が、圧巻。
	所詮は人工的なテーマパークに過ぎないはずなのだが、ここにいると何故か心が落ち着く。帰るのが、名残惜しかった。もっとも、ここに自分以外誰もいなかったら、怖くて歩けないだろう。それほどに、リアルな異空間なのだ。