東 桃園(あずま とうえん) 1881−1966 俳人。南画家。 本名は信海。 明治14年9月生まれ。 東洋大学卒業。 山口中学校の国漢の教師となる。 元総理の岸,佐藤兄弟は彼の教え子。 大正8年山口中学校を退職後画壇に躍進,南画家として大成する。 漢学の造形深く,書道にも精通した。 山口市陶の春日神社に「鋳銭司古図」の額を奉納。 俳誌「其桃」の生みの親で初代編集長。 温厚な人であった。 著書「俳画と画賛」。 昭和32年10月山口市亀山公園に句碑「蓑むしのみののつづれに陽こまやか」を建立。 昭和41年1月15日没。84歳。