更新2007/11/26 「ことば・言葉・コトバ」
● いらっしゃいませ! あなたは 人目のお客さまです(2002/8/28以来)。


 ◇◆◇ 第7回表現よみフェスティバル◇◆◇

 日本コトバの会では、1956(昭和31)年から「表現よみ」という名称で、文学作品(おもに小説)の音声表現の研究をしてきました。そして、音声表現の発展のため全国に呼びかけて、1994年から2000年まで通算7回「表現よみコンテスト」を開催。2001年からはより広く、朗読、語り、音訳、読み聞かせなど、あらゆる分野から参加できる催しとして「表現よみフェスティバル」を開催しています。ここ数年は「記号づけ」による作品の分析を行っています。コトバ総合研究会グループが10年にわたって実践と研究を続けてきたものです。文学作品がどう書かれているのか、どこをどのように音声化したらいいのかよく分かる方法です。
 今年は、表現よみの効用についての講演、課題作品・(芥川龍之介「鼻」、夏目漱石「吾輩は猫である」、森鴎外「雁」の3作品/リンクからPDFで読めます)などのよみ発表と、「表現よみ」についての講演と「記号づけ」による作品分析です。
  1. と き:2007年12月1日(土)午後1時から午後5時
  2. ところ獨協大学(埼玉県草加市)・6棟/多目的教室
  3. 参加資格:プロ、アマは問わず、初心者からベテランまでどなたでも参加自由
  4. 内 容:芥川龍之介「鼻」、夏目漱石「吾輩は猫である」、森鴎外「雁」などのよみの発表と、少人数のグループに分かれての「記号づけ」による作品分析(リンクからPDFで読めます)
    第1部=参加者のよみ発表(個人5分・グループ10分以内)、講演「表現よみの理論と実践」渡辺知明■第2部=麻生子八咫(あそう・こやた)の活弁コーナー■第3部=発声・発音・記号づけのグループ学習、仕上げよみ・講師講評とまとめ
  5. 参加費:500円(非会員1,000円/学割500円)全員に『ぼくは街の言語学者』贈呈
  6. 発表申込み方法:(1)氏名、(2)郵便番号、(3)住所、(4)電話番号、(5)所属団体、(6)希望作品をメールか、ハガキでお知らせください。締切:11月25日(日)
     ※ グループ学習の参加は申込みの必要ありません。当日参加可能です。

    ●予約と問合せ事務局日本コトバの会〒141-0022品川区東五反田2-15-6-515

◎第6回表現よみフェスティバル記録
とき:2006年12月2日(土)午後1時−5時 / ところ:獨協大学・6棟多目的教室
  1. あいさつ―下川 浩(運営委員長)
  2. (1)表現よみ発表―「坊ちゃん」「十三夜」「鼻」
  3. (2)グループ別の表現よみ「記号づけ」とよみの実習
  4. (3)参加者のよみの発表と講師のよみ―大越ハツエ「十三夜」、渡辺知明「坊ちゃん」

◎第5回表現よみフェスティバル記録
とき:2005年11月27日(土)午後1時−5時 / ところ:獨協大学・6棟多目的教室
  1. あいさつ―下川 浩(運営委員長)
  2. (1)表現よみ発表―「杜子春」「走れメロス」「にごりえ」
  3. (2)グループ別の表現よみ「記号づけ」とよみの実習
  4. (3)参加者のよみの発表と講師のよみ―井澤和子「杜子春」、渡辺知明「走れメロス」、大越ハツエ「にごりえ」

◎第4回表現よみフェスティバル記録
とき:2004年11月27日(土)午後1時−5時 / ところ:獨協大学・6棟多目的教室
  1. あいさつ―下川 浩(運営委員長)
  2. (1)表現よみ「記号づけ」講義―文学作品の構造と表現よみ
  3. (2)表現よみ「記号づけ」実習―志賀直哉「清兵衛と瓢箪」、木山捷平「耳学問」
  4. (3)参加者のよみの発表と講師のよみ―大越ハツエ/清兵衛と瓢箪、渡辺知明/耳学問

◎第3回表現よみフェスティバル記録
とき:2003年11月29日(土)午後2時−4時30分 / ところ:獨協大学35周年記念館小講堂
  1. あいさつと講演―「コトバ勉強と表現よみ」下川 浩(運営委員長)
  2. 表現よみ「記号づけ」講義―文学作品の構造と表現よみ
  3. 表現よみ「記号づけ」ワークショップ―(1)芥川龍之介「蜘蛛の糸」、(2)夏目漱石「坊ちゃん」
  4. 当会講師による表現よみ―(1)西沢文子/谷崎潤一郎「猫と庄造とふたりの女」、(2)大越ハツエ/谷崎潤一郎「春琴抄」

◎第2回表現よみフェスティバル記録
とき:2002年11月23日(土)午後2時−4時30分 / ところ:獨協大学35周年記念館小講堂
  1. あいさつと講演―「コトバと現実」下川 浩(運営委員長)
  2. みんなで声を出そう―北原白秋の詩による発声と発音練習
  3. 公募者によるよみの発表―(1)瀬戸内寂聴「手毬」…小泉房子、(2)樋口一葉「にごり江」…佐藤由紀子、(3)齋藤隆介「花咲き山」…飯田章子、(4)安部公房「砂の女」…神戸木綿子・平田麻理子(講評=渡辺知明)
  4. 作品分析による表現よみワークショップ―「記号づけ」による文学作品分析とよみの表現方法(全員参加)
  5. 文学作品の表現よみ―渡辺知明/太宰治「カチカチ山」、大越ハツエ/三浦綾子「母」
    ●公募者4組の録音カセットテープ(30分/送料共1,000円)のご注文は 事務局・渡辺知明 へ。

◎第1回表現よみフェスティバル発表作品
●録音カセットテープ(150分/送料共1,000円)でお分けします。お申し込みは 事務局・渡辺知明 へ。
 ●第1部
釈 麻衣佳川端康成「伊豆の踊子」
浜田 正子高木敏子「ガラスのウサギ」
津田 恒有永井 隆「長崎の鐘」
川尻 明美菊池 寛「籐十郎の恋」
小泉 房子浅田次郎「伽羅」
浜 彦治夏目漱石「坑夫」
庄司 芳枝宮沢賢治「鹿踊りのはじまり」
森 順子藤沢周平「飛鳥山」
新川 晴子岡本かの子「鮨」
倉辻 昌代、本館美智子、古屋 裕子、
大竹しのぶ、藤崎 巧子(珊瑚樹)
佐藤愛子グループよみ「姑の心得」
 ●第2部
田中 節子夏目漱石「夢十夜」より第一夜
松山由紀子宮沢賢治「やまなし」十二月
久保田久子志賀直哉「城の崎にて」
板垣 正義夏目漱石「吾輩は猫である」
戸松 育子千 草子「於大と信長」
井上 房子、木藤 允子、黒部二三四、
高橋登茂子、中山みつ子、前田 良子、
松井 弘、由良 直子(川崎多摩朗読の会)
宮沢賢治グループよみ「猫の事務所」
 ●第3部
佐藤 昇芥川龍之介「羅生門」
山口 葉子松谷みよ子「さるのひとりごと」
小脇 貞子樋口一葉「十三夜」
神門 彰子谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」
渡辺 知明中島 敦「名人伝」
大越ハツエ・三條由美子芥川龍之介ふたりよみ「藪の中」