キャノネットQL19修理日記

キャノネットQL19
・ファインダー前面の遮光幕の剥がれ
・ファインダーの曇り
・軍艦部の汚れ
・二重像の調整
・モルトの張り替え
・電池ボックスの蓋なし

ファインダー前面の遮光幕の剥がれ

ファインダー ¥3100で手に入れたジャンクカメラ。
絞り・シャッタースピードは正常に
動作しているがファインダーがひどく曇っていて
写真で見てわかるとおりファインダーの
黒い部分が剥がれていた。
(写真は分かりやすくするために下に白い紙を裏から当ててます)
内部から強く拭くとこうなるようです。
ファインダーの清掃をする前に
このファインダーをなんとかしなければ。
応急的ですが我が家にあった
黒い画用紙を使うことにします。
最初に適当な大きさ(ファインダーぐらい)に
切って大体のファインダー枠
の大きさを測って中を切り抜きます。
切り抜いた黒紙を裏からファインダー
に当ててすこしずつ大きさが
合うようにカッターで切ります。
大きさが合うまで数回繰り返します。
そして出来上がったのが右の写真です。
ファインダー2
ファインダー3 出来た黒紙をファインダーの裏から
テープを使って止めます。
よ〜くみれば分かるのですが遠くからなら
全然分からないぐらいになりました。

ファインダーの清掃&汚れ

軍艦部がひどく汚れていてカビっぽいのが付着している様子
で、ファインダーは曇っていてぼんやりとしていて二重像が
見にくい状態。まずファインダーを清掃するために軍艦部を
外します。手順はニューキャノネッtQL17と
同じなので参照してください。
で、ハーフミラーも曇っていたので綿棒などをつかい丁寧に
拭きます。ゴミなどはブロア等で吹き飛ばします。
軍艦部は中性洗剤を使って磨いたらたいぶ綺麗になりました。

二重像の調整

二重像 軍艦部を清掃して二重像を確認をしてみるとずれている様子。
調整を試みる事に。今回は横がずれていたので横の調整をします。
アクセサリシューにカバーがかかっています。このカバーを
取り外すと穴が見えてきます。この奥に調整用のマイナスネジが
あるのでこのネジを回すことで調整ができます。

モルトの張り替え

モルトがベトベトなので張り替えます。代用品として習字用の下敷きを使います。
カメラの隙間に合わせてハサミなどで切り両面テープで付けます。
これで十分、遮光性はOK。

電池の蓋がない・・・

電池蓋 ご覧の通り電池の蓋がない・・・・・
電池を入れてみたところ
露出計は動くようなのだけど、
蓋がない事にはどうしょうもない。
このカメラもマニュアル専用カメラとなる。
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