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雑  記 (2001.10)

私、湖巣の雑記のコーナーです。そのときどきに思いつくままに書きます。
青い下線部はリンクです。クリックしてみて下さい。


2001.10.17(金)

■ある男の撮影風景 固茹玉子(ハードボイルド)風

 俺はその日、柴又に向かった。右手に銃(カメラ)を持って。そう、この日は好物(すき)な被写体(えもの)が俺に激写(とら)れるための日だ。
 銃(カメラ)に弾倉(フィルム)を装着(じゅんび)していると、その被写体(えもの)はやってきた。そして勝負(さつえい)の鐘(ゴング)は高らかに打ち鳴らされた。

 しかし俺は冷静(クール)を装い、さりげなくその被写体(モデル)に近寄る。
 そして狙った撮影位置(ポジション)に立った。彼女(おんな)を見て焦る気持(ハート)を必死に抑えながら、被写体(モデル)の気持(ノリ)を落ち着いて眺める。次第に被写体(モデル)が興奮(のっ)てきたのが手に取るようにわかった。そろそろだな。

 俺は手に持った銃(カメラ)を構え、まずは被写体(モデル)が横を向いている時(すき)に1枚(ワンショット)する。そして俺は銃(カメラ)を構えたまま、彼女(おんな)に目で合図する。そろそろこっちを向いてくれ。

 彼女(おんな)は俺の合図(め)を感じたかのように俺の方へ微笑んだ視線(め)をよこした。よし、輝(い)い視線(め)だ。
 俺は声にならない歓喜(さけび)声をあげ、銃(カメラ)を撃(シュート)した。彼女(おんな)の最高の笑顔だ。
 俺は手応えを感じた。今日は最高(ベスト)写真(ポートレート)が撮れそうだ。

 何枚か撃(と)った後、俺は高ぶった気分(ハート)を強引(むりやり)に冷却(クールダウン)する。銃(カメラ)を降ろした。気持を落ち着かせながら背景(バック)を探る。

 俺は背景(バック)と被写体(モデル)の状況(バランス)を考えて撮影位置(ポジション)を変えた。今度はここからだ。そしておもむろに彼女(おんな)に視線(め)を投射(な)げる。彼女(おんな)はそれに気が付かぬそぶりだ。だが俺は被写体(モデル)が俺の視線(め)を感じていることを確信した。

 俺はまた銃(カメラ)を彼女(おんな)に向けた。よし、今度は俺を睨んでくれ。
 背中を向けている被写体(モデル)に光硝子(レンズ)を向け、俺は口を閉じたままそう叫んだ。彼女(おんな)は俺の胸(こころ)の雷鳴(さけび)を聞いたかのようにゆっくりと振り返る。

 被写体(モデル)は俺の誘い(アプローチ)に乗った。その彼女(おんな)の視線(め)と俺の銃口(め)が合った瞬間(とき)、彼女(おんな)は俺を睨み付けた。そうだ、その表情(かお)だ。
 俺は俺を恨むように睨み付ける彼女(モデル)の視線(め)を撮影(ショット)した。

 しかしその瞬間(ちょくご)、彼女(あいつ)の視線(め)が変わった。睨んだ直後(あと)、今度は切なげな表情(かお)に変わったのだ。俺は殴倒(うちのめ)された。恨みの視線(め)から切なげな表情(かお)。彼女(あいつ)は女の移ろう気持(こころ)を見事に演じ切った。彼女(あれ)は俺の期待(そうぞう)を遙かに凌駕(こ)えていた。

 いつもは冷静(クール)な俺もこの瞬間、爆発(きれ)ちまった。銃(カメラ)が連続して火を吹いた。俺は興奮(たかぶり)を抑え切れなかった。抑える必要もなかった。俺は弾(フィルム)が切れるまで引き金(シャッター)を引(おし)続けるしかなかった…。

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 この撮影風景はフィクションであり、実在のものとは一切関係ありません(笑)。

オリジナル:MISUZU ROOM. 掲示板

■物語(ショートストーリー)

 このお話は柴又帝釈天と矢切の渡し撮影会の少し後、そこで撮ったモデルさんのホームページ掲示板に書いたものです。そのモデルさんには喜んで頂けたようでうれしかったです。写真では目立てない分、小技で勝負です(笑)。

 出張からの戻りに運転しながら突然考え始めて、その日の帰りにファミレスで書き下ろして、家に帰ってからちょっと書き直してモデルさんのホームページにすぐにアップロード。勢いだけで書きました。ここに転載するに当たって誤字脱字ほかほんのちょっとだけ手直ししてます。
   

BGV : LA ISLA BONITA [ Who's That Girl  MADONNA LIVE in JAPAN ] LD
2001.10.12(金)

■ついにハードディスク

 私のパソコンのハードディスク(HD)はたったの6GB(ギガバイト)。残りがきびしい容量になってきました。

 そこで、ついに先日外付けのHDを買ってしまいました。なんと40GBの大容量(実容量は約39GB)。今となっては40GBというのはそれほど大容量ではないですけどね。USB1.1専用というのがちょっと何だけど、いずれにしろ約40GBのHDが税別2万円以下で買えるんだから世の中変わりました。

 私が最初に買ったHDは40MB(メガバイト)だったかな?今どき、メインメモリだって40MBぢゃ小さすぎてどうにもならない。でも当時の40MBってのはとっても大容量でした。
 ちなみに40MBというのは40GBの1/1000の容量です。

 USBの1.1という規格なのでスピード的には難がありますが、とりあえず写真データ用としてはCD-R/Wよりはずっと早くて使いやすいので、良しとしましょう。

■暇つぶし

 週末、天気良さそうですね。でも今回は出かけないことになりそうです。上で書きましたがハードディスク買って、お金がなくなったからです(涙)。

 しかも先週撮影会にいって、来週もまた撮影会に行かなくてはなりません(笑)。ちょっとは抑えとかないと、ホントどうなるかわかったもんぢゃありません。何しろ今週は静かにしておくつもり…です。たぶん。
   

BGV : ドルフィン・リング [ MY FAVORITE MOTIONS ・ ANRI ] LD
2001.10.2(火)
渋峠から芳ヶ平への道すがらの紅葉
■やっと動いた

 またきまぐれ草津をやってきました。草津の写真ならとりあえずリアクションをもらえる可能性が高くなるもんで、ついつい安易な道を選びがちです(笑)。

 で、その写真を公開するためにほぼ完成していたつもりのホームページに作り込みます。自分のパソコンで確認。よし、ほぼ希望通りの動き。さっそく写真別館にアップロード。そんでもってリンクをつなぐ前に動かしてみると…これが見事にエラーで動かない…(涙)。

 いろいろ試してみたけどわからない。急遽作戦変更を決定。そのままアルバムページ(PH)の方に写真をアップロード。あれやこれやでやっとの思いで日曜日にアルバムページに秋の芳ヶ平の写真を公開できたのでした。
 まあ一つヘマがあって、最初タイトルに「初秋の芳ヶ平」ってつけてしまいました。ホントは「紅葉の芳ヶ平」ってつけたかったんですがそれほど紅葉の写真が撮れなかったんで。それはいいんですが、9月末で朝の気温が2度で初秋は変ですよね。その後「秋の芳ヶ平湿原」に直しました。
芳ヶ平のカルガモの毛繕い
 翌日、写真別館にアップロードしたホームページの中身を確認してやっとエラーになる原因がわかりました。写真別館はYAHOO!の無料ホームページサイトGeocityを使ってるんですが、無料ホームページの常として広告が入る仕組みになっています。それが自分で書いたJavascriptに悪さをしていました。いろいろと見ていったら特定部分の広告を外すことができるようになっていまして、それでやっと動くようになりました。

 そのときに写真データ容量が大きくなり過ぎたのでちょっと写真サイズを小さくしたりもしています。

 で、思い出したようにインターネットエクスプローラー(IE)で動作確認。私はふだんはネットスケープナビゲーター(NN)を使っていまして。NNとIEというのはけっこう挙動が異なります。
 そしたらここでまたIEでずっこけました。写真は表示されるのですが、白バックになってしまって、写真のコメントが表示されない(コメントは白文字にしていた)。

  ここでまたJavascriptのチェックに戻ります。いろいろと見ていくと中でとある宣言がだぶっているところがありました。NNはそのだぶりをだぶって処理しているようで(内実はよくわかりませんが)、2度目の宣言の命令をきちんと動かしてくれていました。IEは2度目に出てきた宣言を見事に無視。それでNNとIEの挙動が違っていたのでした。
芳ヶ平湿原にぽつんと立つ木立
 JAVASCRIPTというのは便利は便利ですがこうして環境の差によって動かない場合も多く、それなりにリスクも高くなります。
 でも今回作った仕組みで写真を表示するための汎用的なページができたので、写真別館で写真を表示するのにはこの仕組みを使うことが多くなりそうです。やっぱり作る側の都合というものもありまして…(笑)。後はこの仕組みがなるべく多くの環境で無事に見えていることを期待するばかりです。
   

BGM : 秋止符 [ 谷村新司/スーパーベスト ]
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