今回は下の駐車場に入れられたので石段を上りました。石段の両脇は旅館や土産物屋、温泉饅頭屋、飲食店などが並びます。途 中、石段の湯(伊香保温泉浴場、内湯)がありますが、今回は露天風呂を目指します。

　上りきってさらに旅館などが点在する寂れてきたような道を歩くと飲泉所。
　ここの温泉は鉄分が多く、正直まず いですが、良薬口に苦し？通風、慢性アレルギー性疾患、肥満症等に効果があると言われています。
　効能に期待するものもあって(笑)、少し飲んできました。

　温泉は透明ガラスドームに覆われた第2号源泉湧出口観覧所の ところにあります。温泉の外にストーブ、木の机と木のベンチがある休憩室もあります。

　400円なりを払って温泉に入りました。温泉は屋根と無料ロッカーのある着替え場所で服を脱いで、後はまるっきりの露天風 呂。湯の注ぐ口のある側から板でしっかりふさがれたトンネルを通って女性風呂へ、そしてまたもうひとつの板の壁を通って男性風呂に流れ、そのまま排出口か らお湯が流れ出る、といった感じになってます。早い話流れるプール式です。といっても流れてると感じるほどのものではありませんが。

　ということ で男風呂側はお湯が注がれる側の適温の浴槽と排出口のある側のぬるめの浴槽といった感じになります。
　真ん中には木や草のある苔蒸した小山、といった感じでしょうか。山の中にある露天風呂で、壁自体はしっかりしたものですが、山全体 に包み込まれているような感じで開放感はばっちりです。

　この日は晴れていまして青空が印象的でした。ただかなり寒い日だったのでもう少しぬるめに感じられました。

　自然の中の露天風呂ですが、木の桶と木の腰掛けがありますし、蛇口とシャワーもあります。蛇口から出るのも天然温泉のようで すが。ということで一応洗い場もあります。ただ山の中の自然の温泉という雰囲気なのであまり石鹸を使いたくないようにも思います。石鹸等の備えつけもあり ません。
　体を洗いたい場合は内湯の石段の湯の方の方がいいの ではと思います。

　なお温泉内のビール等の飲食は固く禁 じられていますので、飲食は温泉から出て外の休憩所等でやりましょう。

　この日は3月も下旬というのにとても寒い日でした。日陰の方には黒くなった雪の塊が残っていたり、影の方を見ると氷やつらら もありました。ということで濡れたタオルを手で持っていたらタオルが冷えてしまって持ていられなくなりました。