乱立高層マンション火災 梯子車届かない50m以高 |
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2004年(平成16年)12月11日(土曜日)北海道新聞夕刊4面 私の発言 タイトル変更「高層マンションの火災 防火体制に自然条件考慮を」掲載 |
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札幌市内で高層マンションが乱立している。不景気を打破する政策の一環として、建蔽率や容積率の規制緩和が行われた結果である。長期的ビジョンに立った街並み計画を行っていない為、2階建て住居の隣に15階建てマンションが建築されている現状は、弊害を如実に現している。日照権や風害、違法駐車の増加、眺望を侵害する事例は、増大の一途となっている。 |
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梯子車が届かない超高層マンションでは、スプリンクラーの設置義務や建物によっては、屋上にヘリポートを設けている例もある。いずれも国の基準によるもので、地域の自然事情は加味されていない。 高層マンション火災では、非常階段で下へ避難するのが一般的だ。超高層マンションの場合、40階から非常階段を用いて1階まで非難するのにどの程度の時間や体力が必要か考えたことがあるだろうか。例え中程の20階からでも、足腰の弱っている高齢者には残酷な状況となる。 |
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