金光教教団史覚書

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教会神徳大意

(きょうかいしんとくたいい)

 この一文は、『神道金光教会規約』の冒頭に掲げて教会(教団)の奉齋神である日乃大御神・月乃大神・金乃大神の三神について、その神性及び神徳を公示したものである。以下にその全文を掲げる。

       教会神徳大意

 天照日大御神は日界の大主宰にして日球中に永遠に大座々て日々高天より此

 大地上に御陽気を降し給ふ是に依りて四時行はれ人類萬物悉皆成長せり如此

 大神の御照ありて人となり物となれるなれは大神の洪恩に洩る物とては一つ

 としてある事なし

 月の大神は月界の大主宰にして日に次き座して夜を知らせ給ふ是に依りて昼

 夜の分ちありて萬の物なれり然れは人類萬物悉く大神の恩沢に洩る事なし

 金の大神は此の大地球の眞機とも仰くへき御徳に座々て国土人類萬物の締り

 固むる原素なれは大地の限り此大神の御威徳充満せさる所もなく有りと在ら

 ゆる物此大神の恩徳を蒙らさる物もなし故に吾教祖此の御三方の大神を天地

 金乃神と奉称て何事も神慮の随々と教諭せられたるは是全く大神等の御鴻徳

 の尊厳なる事を普く世上に知らしめんかためなり

 産土神は各地の幽政を分掌し給へは其氏子たる者一日も愛恵の恩徳を蒙らさ

 るはなし

 右御神恩を日夜乞う蒙らさる事なき所以を能々心得生死不二信頼する所を定

 むへし

 


 参照事項