越後十日町・六日町旅行国宝火焔型土器と温泉三昧

2009年12月25日〜27日


koknoの両親が年末やってきました。
考古学好きの父のリクエストで縄文文化と温泉を楽しむ新潟行きを計画。
遺跡や温泉以外も、美味しいお米(魚沼産コシヒカリ)とお酒楽しむ旅行となりました。


ちょうど十日町に到着は、お昼時。
へぎ蕎麦 小嶋屋
4人前を注文。へぎとは木を剥いだ板に載せた蕎麦で、フノリをつなぎにしたもの。食感は少し変っている。 十日町地元の舞茸天ぷら盛合せ。海藻のフノリが入った蕎麦は十日町の名物。



今日のお宿は松之山温泉。

松之山温泉 美人林
雪道を分け入って進むと、樹齢80年ほどのブナ林。これから先、林の中はカンジキが必要。 雪道の林道をさらに進むと、林の中から池が見えました。


雪の棚田
猪之名の棚田。


昭和初期の建物、松之山温泉 凌雲閣
松之山温泉 凌雲閣
木造三階建ての本館母屋。(翌朝撮影) 部屋は3階の昭和初期の造り。 部屋の内装も一つづつ違う。



雪の棚田
ちょうど日が差してきて棚田がくっきり 下から眺めるとさらにくっきり



十日町にやってきたのは、父のリクエストで国宝の火焔型土器を見に行くため。
十日町の笹山遺跡から発掘された深鉢形土器57点とその他の出土物まとめて国宝に指定されています。
十日町市博物館
国宝の証書と一緒に展示されています。 中央の火焔型土器をアップ 火焔型土器といっても、微妙に形や大きさが違う
こちらも別の火焔型土器。一つづつ違いますね。 こちらは王冠型土器 三角型土偶。石器やこれら土偶も国宝に含まれる



最近、長岡にも火焔土器の博物館があるとのことで、昼食後は高速に乗って長岡へ
馬高・三十稲場遺跡は、日本で最初に火焔土器が発掘された場所だ。
馬高縄文館 火焔土器ミュージアム
昭和11年に馬高遺跡で発掘された「火焔土器」 王冠型土器 こちらも火焔型土器。浅鉢で珍しい。
多種多様な土器が集められております。上段の左端が一番小さなもの。右下が一際大型の土器 火焔型土器と王冠型土器、時代と形の変遷。右から左に移っていきます 遺跡の出土土器は、火焔型土器ばかりではなく、王冠型、渦巻き模様、深鉢といろいろ。
こちらの土偶は、ミス馬高と呼ばれているそうで、馬高遺跡のアイドルだそうです。 土偶 ユーモラスな顔です。 土偶の破片
縄文人の精神文化を垣間見るような気がします。
ちなみに「火焔土器」とは、日本で一番最初に馬高遺跡から発掘された土器のことで、
それ以外は、「火焔型土器」と呼ばれます。



今日のお宿は、目に効く温泉で有名な貝掛温泉
貝掛温泉
源泉露天風呂。源泉温度が37度で雪見温泉といきたいところですが温い!加温42度もありますので安心を 雪が降り積もってすっかり雪国。やっとスタッドレスタイヤが役に立ちました。 山の中の温泉、
有名な秘湯という感じです。



最終日は、天地人ゆかりの場所に行って来ました。
雲洞庵
上杉景勝と直江兼続が幼少期に一緒に学んだ由緒あるお寺 赤門をくぐって本堂に続く参道には、ありがたい法華経を刻んだ石畳のはずが雪が積もって分からない。 直江兼続の公制札 墨は消えて字は全く見えない。兼続が秀吉から山城守を賜り、帰国時に作成されたという



龍澤寺と樺沢城
景勝の母、仙桃院が信奉していた文殊菩薩。 寺の横が樺沢城。上杉景勝誕生之地の碑もあります。

最後に坂戸山城は雪で近づけませんでした。



[戻る]