太宰府・博多

2004年2月11日


博多から大宰府まで足を延ばしてきました。少し梅は早かったみたいです。


大宰府天満宮

大宰府天満宮といえば、学問の神様 菅原道真を奉る神社。
もともとは道真公の御墓所だったが、死後2年経って廟が建てられ、その後社殿が建てられた。

太鼓橋を渡るとりっぱな楼門が見えてくる。受験シーズンからか、参拝客でいっぱい。 本殿
国の重要文化財に指定されています。向かって右側の白梅が「飛梅」

「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」と詠まれた道真公を慕って、京から一夜で飛んできたという梅、「飛梅」。みごとな古木で、3分咲き。本物か?!飛梅が実在すること自体驚きました。


名物 梅が枝餅

その飛梅にちなんでか、門前には梅が枝餅を焼いて売るお店がいっぱい。裏の梅園のお茶屋で焼きたてをいただきました。焼きたては香ばしくて美味しい。




観世音寺

天智天皇が母・斉明天皇追悼のために建てられたお寺で、源氏物語にも登場する由緒あるお寺。かつては七堂伽藍のあった九州の中心的寺院だったが、今は江戸時代に再建された金堂と講堂を残すのみ。
今はかつての面影は無く、五重塔の礎石跡が悲しい。
日本最古の梵鐘、創建当時のものでなんと国宝に指定されている。突くことはできないが、細身で秀麗な鐘でした。京都妙心寺の鐘と兄弟鐘と言われているそうだ。


戒壇院

かつては観世音寺にあった。奈良時代、鑑真和上が日本に戒律を伝え、東大寺に戒壇院を創設した。戒壇とは僧侶の戒律を授けるところで、東大寺、下野薬師寺と並んで「天下の三戒壇」の一つだそうだ。大宰府政庁にも近く、かつてはこの辺り一帯が九州の中心地だったんですね。



大宰府政庁跡

正殿の跡
大宰府の長官が執務をとり、儀式や儀礼の中心となった建物。碑が建っています。
正殿の礎石
正殿を囲むように回廊や後殿、脇殿などの建物がいくつもあったようだ。礎石の跡をたどりながら、かつての規模を想像させられます。
南門の跡
かつての朱雀大路からつながって、政庁跡全体が見渡せます。今は市民公園のようで、犬を散歩させている人、ボール遊びやお弁当を広げる家族連れでいっぱい。



博多観光

元冦の防塁
蒙古軍の襲来に備えて、鎌倉幕府は博多湾沿いに約20kmの防塁を築きました。その一部が保存され、見ることが出来ます。これで昔の海岸線がどれくらいだったのかわかりますね。
福岡市博物館
福岡の変遷にかかわる文化や歴史がわかる博物館。ここの目玉は志賀島で江戸時代に発見された「金印」で、国宝に指定されている。残念ながら撮影禁止。2.5p四方ほどの小さなものだった。





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