治療用のイスです。
歯の治療に必要な器材がいろいろ付属しています。
歯を削る器械もたくさんついています。症例・用途に合わせて使い分けます。
これはエアータービンという切削器具です。圧縮空気を動力源にして、1分間に何と40万回も回転します。摩擦熱が出ますので、水で注水冷却しながら削り、見やすいように照明も付いています。先に付いているのはダイヤモンドポイントです。
歯はかなり硬いので、削るのにはダイヤモンド粒子を付着させたダイヤモンドポイントという物を用います。場所・用途に応じて、色々な形の物を付け替えて切削します。ダイアモンドというと高価な物に聞こえますが、工業用のダイアモンドなのでそんなに高くはありません。
これは超音波スケーラーという歯石を取る器械です。先端の金属チップが振動して歯石を砕きながら取ります。冷却と洗浄を兼ねて注水しながら行います。これも照明付きです。
これは3ウェイ-シリンジというものです。先端から、空気・水・空気と水のスプレーの3種類のものがでます。歯の上に乗っている唾液や汚れを除去します。
デジタルパノラマX線装置というものです。顔の周りをぐるっと回って撮影します。CTに似てはいますが違います。見たい所以外はピントをぼかす方法の断層撮影です。全ての歯と顎の骨が写りますが、2Dの平面でしか分かりません。しかし金属等のアーチファクトはCTよりは少ないので、通常の虫歯・歯周病の診断に有用です。
こちらのX線装置は、デジタルデンタルX線装置です。数本の歯しか写りませんが、解像度が高いです。症例に応じ上の装置と使い分けます。
X線防護エプロンです。デジタルX線装置は従来のフィルム式X線装置に比べて、被爆線量が1/4〜1/5です。それでも撮影時には必ず着用します。
X線装置用のコンピューターです。デジタルカメラと同じ様にディスプレイで画像を見ます。
3台目のレントゲン装置として、「顎顔面用CT」を設置しました。「耳鼻科」でも使われているものです。歯はもちろんの事、顎骨内・上顎洞内が良く分かります。埋伏智歯・嚢胞の診断にも有用です。  
この様に、あらゆる断面を観察する事ができます。
3D画像も出ますので、今までの平面のレントゲン写真では分からなかった立体的な情報も得ることができます。全てコンピューターが計算した事によって出来る画像です。
 
これがCT用のサーバーコンピューターです。
CPU:Intel Core i7-4790
メモリー:8GB

3D画像を扱うので、高スペックのPCでないとスムースに動きません。

個人の小さな医院でもCTを使う事が出来るのは、コンピューターの進歩のおかげです。

なにしろ、このCTの写真は、26万個もの連立方程式を解いて出来る画像なのですから。
 
コンポジットレジン充填をする時に使う器材です。歯の詰め物で白い物はほとんどこれです。粘土の様なレジンを詰めて形を整え青色の光を照射すると硬化します。
これは、歯型を採る時に使う器械です。右側がアルジネート印象材を自動練和する器械。左側は寒天印象材を溶解する器械です。
血圧計(心電計付き)
高周波電気メスです。歯肉切除手術の時に使います。
インプラント手術用の電気エンジンです。インプラントを植立する前に顎骨に穴を開けるのですが、回転数やトルクなどがより精密でなければならないので、通常の歯科治療に使う電気エンジン以外の専用の装置が必要です。
抜歯や手術用の器具です
ポータブルユニット(移動用治療器械)です。訪問診療の時に持って行きます。
室内用車椅子を用意してありますので、必要な方はお申し出ください。
これは、AEDです。
AEDとは、Automated External Defibrillator(自動体外式除細動器)の略で、電源を入れると音声で操作が指示され、救助者がそれに従って除細動 (= 傷病者の心臓に電気ショックを与えること)を行う装置です。
AEDは自動的に心電図を診断し、電気ショックを与える必要があるかどうかを判断しますので、一般の方でも音声ガイダンスに沿った簡単な操作で救命処置ができます。
中はこうなっています。
この製品に関する詳しい情報は
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最近は公共施設等、人がたくさん集まる所には設置されています。一般の方も使用可能です。もし、意識を失って倒れている人を見かけたら、これを探して装着してあげてください。付けたからかえって悪くなるような事はありません。意識の無い人を見かけたら、1.他の人の助けを呼ぶ。2.救急車を呼ぶ。3.AEDがあれば装着する。です。ついでに4.は人工呼吸と胸骨圧迫(昔は心臓マッサージと言った)です。
超音波洗浄器です。削りかすが付いた器具はこれで洗浄・消毒してから滅菌に回します。
使ったハンドピース(タービンヘッド・エンジンヘッド)を注油・洗浄する器械です。
オートクレーブという滅菌器です。圧力釜みたいなもので、使った器具はこの中で滅菌します。全ての細菌・微生物が死滅します。滅菌は、消毒よりも上の段階で完全なものです。逆に言えば、消毒は一部の微生物が生き残る可能性があります。
 2台目のオートクレーブです。  
小さなオートクレーブです。
小さいですから、少量の器材しか入りませんが、1工程の時間が短いので、ハンドピースの滅菌に最適です。  
最近、このハンドピースの滅菌に関する記事が、新聞・週刊誌に掲載されておりました。当院では、使ったハンドピースは外してアルコール綿で清拭・消毒後、「AUTOLUBE」で注油・洗浄し、最後にオートクレーブに掛けています。  
小さなオートクレーブが壊れたので、買い換えました。  
エチレンオキサイドガス滅菌器です。熱や蒸気で痛んでしまう器材はこれを使います。
1工程終わるまでに数時間掛かるので大変です。
スリッパの殺菌器です。この中に入れると10分間紫外線が照射されます。
これは超音波を利用して骨を削る器械です。骨を削る手術の場合、従来はエアータービン(歯を削る器械)を使っていたのですが、軟組織(歯肉、頬粘膜)に触れると傷ができてしまいます。しかし、この器械は軟組織に触れても傷はできません。骨だけが削れるので、とても安全に手術ができるようになりました。
各種形状のチップを先に取り付けて使用します。
このチップが超音波により微振動するので骨が削れるのであります。
手術用の顕微鏡です。歯科治療は全て精密作業なのですが、より精度が求められる時に使用しようと思います。  
歯面清掃用の器械です。微粉末を歯に吹き付けてステイン、ヤニを除去します。頑固な色素性の汚れに有効です。  
これは、超音波スケーラーという歯石を取る器械です。
各治療椅子にも付属で付いていますが、これは特に強力なスケーラーです。