平成29年2月24日 金曜日　晴　台北は雨

成田空港15時15分発のキャセイパシフィック航空で台北に向かった。飛行機からは御前崎、浜名湖、和歌山辺りが見えた。途中から雲の上を飛んだ。着陸する前に綺麗な台北の灯りが見られた。少し遅れて18時25分に着いた。入国審査はとても混雑していた。
　空港からバスで志林夜市に向かった。道路は夕方のラッシュアワーで渋滞していた。志林夜市は台北で一番大きな余市だという。雨が降っていたが、アーケードのようになっていて、濡れることはなかった。たくさんの雑多な店が両側に並んで呼び込みをしていた。地下一階は長いフードコートになっていて、カキ入りのオムレツ、小さなカニを揚げたもの、小さなハマグリなどを注文して食べた。量が多くて食べ切るのが大変だった。

平成29年2月25日 土曜日　雨

　朝6時30分からホテルのバイキングの朝食を摂った。
　ホテルを8時40分にバスで出発して、忠烈祠に行った。衛兵二人が瞬きもしないで対面して直立していた。9時ちょうどに交替の二人が登場して、靴と銃を床に打ち付けて、音を響かせ、きびきびした動作で交代式を行っていた。初めて見たが、とても素晴らしいものだった。日本でもどこかでできればよいと思う。
　そこから故宮博物院に行った。公園の中にあるような環境で、豪華な建物があった。なんといっても翆玉白菜を間近にじっくりと見ることができた。キリギリスとイナゴも確認できた。故宮博物院ではその他にも貴重な文物がたくさん展示され、最後に寄ったショップも様々なものを置いていた。雨のためか博物院の周りの木々もきれいに見えた。
　民芸品店に寄ってから、昼食は鼎泰豐（ディンタイフォン）という有名な小籠包の店で食べた。頼まれて東京の高島屋にも支店を出しているという。何種類もいろいろな素材の小籠包で、中の汁がまたおいしかった。
　午後は九分に行った。階段を上ったが、雨が強く降っていて、途中の店に入って、お茶のセットを注文して、ウーロン茶を味わった。晴れていれば海も見えるはずなのだが、あいにくの天気だった。
　台北に戻ってから、行天宮に行った。熱心な信者が読経をしたり、占いで二枚の貝のような形をしたものを地面に投げて、音を出していた。表と裏で占うらしい。そしてすぐ側の道路の地下の占い横丁に行って、雰囲気を見てきた。
　夕方は台湾の家庭料理を食べた。あとからあとからたくさん出てきて、食べ切れなかった。

平成29年2月26日 日曜日　雨後曇

　朝8時20分にホテルのロビーに集合して、バスで台北駅に行った。大きな駅で碁盤の目のような黒白の床に腰を下ろす人が大勢いた。
　9時発の準急で新城まで行った。途中からやっと雨も上がって、左に太平洋が見えてきた。沿線には台湾の田舎の風景が広がり、田に水が張ってあって、田植えが終わっているところもあった。
　11時44分に新城に着いた。そこからバスで大理石の工場に寄った。説明を聴きながら大きなダイヤモンドを使ったカッターなどを見た。その後宝石の説明があり、店内を見た。
　バスに戻って、太魯閣渓谷に行った。水の流れが山を削った深い谷が広がっていた。バスから降りて深い断崖の上の道を歩いた。大理石が層をなしているのがよく分かった。
　再びバスに戻り、山を下り、海を見る展望台に行った。砂浜が広がり、高い波が押し寄せていた。砂浜では奇麗な平たい円い石がたくさんあった。白い波しぶきが飛んできた。水平線まで見通せた。
　そのあと花蓮に向かった。空軍の基地の横を通り、日本では数十年前にあったような田舎町が広がっていた。
　4時32分花蓮発、7時ちょうどに台北に着いた。台北では広東料理で紹興酒を飲んだ。
　ホテルについてから寧夏夜市を案内してもらった。日本では祭りの縁日のような露店が狭いところにひしめいていた。マンゴーのかき氷を食べて、スタバでコーヒーを飲んできた。ホテルには午後10時前に着いた。

平成29年2月27日 月曜日　曇

　朝5時前に起きて、7時過ぎに朝食、飲み物を主にして、軽い食事にした。ホテルをチェックアウトして、
　午前8時40分に出発した。大統領府などをバスから降りてみた。台湾の官庁街も見た。総統府は銃を持った警備員が警備していた。軍の車が近くに数台留まっていた。
　そのあと免税店に寄って、キャセイパシフィック航空で12時50分発、成田には16時25分に着いた。今回の台湾旅行は現地を理解することができて、有意義なものとなった。