■ All songs ■

.KOM@のリリース作品に収録された全曲のセルフ・ライナー・ノートを紹介!!

※M●●-△△は、●●年の△△曲目に作った曲ということを示している

#001:梅

作詞・作曲:.KOM@、M98-01

 .KOM@が音楽を作るようになったキッカケともなった曲。『梅ジュース』が原曲で、『梅』、『梅’(うめパクリ)』の2つに分化し、のちに『梅 -Artificial Guitar Version-』と『梅パクリ』で再レコーディングをすることとなる。

梅ジュース

 1998年に、音楽の授業中に作った曲。歌詞は、当時の現代社会のU教諭の言動を元に作り、曲は、松本氏が中学時代に作った曲『そんな君で…』を元に、メンバー3人が相談しながら作った。そのため、作詞・作曲のクレジットは".KOM@"と表記されている。しかし、実際は、当時は楽曲としては完成しておらず、作詞・作曲とも中途半端な状態であやふやのまま曲作りが終了してしまう。

 歌詞は、実在する現代社会の教諭の言動を元に作詞した。歌詞の内容はすべて事実で、特にあの教諭が『梅ジュース』の話をよくしていたので、『梅ジュース』というタイトルになった。

 楽曲は、先程も述べたように、松本氏が中学時代に作った曲『そんな君で…』を元にしている。が、実際はコード展開はほぼ同じ。そのため、『そんな君で…』と『梅ジュース』は兄弟でもある。以後、『梅ジュース』のコード展開は『Takitakito』や『GiveBack!!』などにも継承され、初期.KOM@の定番となる。

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-1として収録。2000年秋の、アルバム制作時に『梅ジュース』をアルバムに入れるため、作詞・作曲をやり直し、現在のスタイルに仕上がる。だが、基本的なコード展開やメロディーライン、歌詞はほとんど同じで、随所にアレンジが加えられている。

 『梅ジュース』から『梅』にアレンジされたときに、楽曲として大きく変化したのは、今や『梅』の顔でもある前奏のリフ。もちろん、当時は楽曲としてのクオリティも高くはなかったので、今ほど"リフ"らしくはないが、.KOM@にとって初のリフともいえる。

<歌詞の解説>

「英語で言ったら『イノベーション』だよ」
 現代社会でたびたび登場する技術革新。ババアは異なるごとに、『英語で言ったら何だいな?』と質問していた。

「busyな時は Husband」
 ババアは、テストの採点などで忙しい(busyな)時は旦那(Husband)に採点を手伝ってもらうらしい。

「ハチミツ入れて 砂糖を混ぜて 生姜をすって 紅茶でうがい」
 風邪が流行っている時は、紅茶でうがいをするのが良く、梅ジュースにハチミツ・砂糖・生姜を入れると良い。曲のタイトル由来ともなったババアの伝説話。

「困ったときは 『はい、Mihara!!』」
 授業中、思い出せないことや、分からないことがあると、なんでも「はい、Mihara!!」とMihara君に振っていた。

梅’(うめパクリ)

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-6として収録。アルバム制作時に、楽曲制作に悩んでいたところ、松本氏が『偽(いつわり)』の替え歌バージョンとなる『偽痛(いつわりつう)』を作り上げたのをキッカケに、Ke-Kunが『梅』の替え歌バージョンを作った。そのため、歌詞以外は、すべて『梅』と同じ。

 歌詞は、Ke-Kunの担任であった英語教諭のK教諭の言動がモチーフとなっている。アルバム制作当時のある日、そのK教諭が、『風邪をひいたときは、梅を食べるのがいい』とか『紅茶でうがいをするといい』と自慢げに語っていた。だが、Ke-Kunはそれが間違いなく『梅』のババアのパクリであることに気づく。そこで、日頃から不満がたまっていたこの教諭に対して、皮肉も込めて『梅』の替え歌を作詞。その名の通り、この教諭が『梅』の内容をパクって語っていたことから、『梅’(うめパクリ)』というタイトルとなった。この『’(パクリ)』の部分は、数学の微分の記号。つまり、『梅』を微分したものが『梅’』ということ。『梅』と同じく、歌詞の内容は95%は事実。

<歌詞の解説>

「VocabularyはNecessary その背景となったのは 『これではセンター受けれません』」
 彼女のモットーは、『単語が大切』ということで、授業中に単語が分からなくても調べない人がいると、『単語は大事です。そんなんじゃ、センターは受けれません』と度々語っていた。

「英語で言ったら "water KOBA"だよ」
 彼女は、名前の前に付く「Ms.(ミズ)」と水をかけ、さらに水をwaterに変えて、度々自分の名前を「water KOBA」と語っていた。

「裏の情報なら後ろの人」
 職員室の彼女の席の後ろには、トップクラスの担任が座っていて、ここから裏の情報をいろいろと収集していた。ちなみに、この”後ろの人”は、『Takitakito』に登場する「若い先生に抜かれても」、「旧帝大・高学歴」は彼のことを指している。

「SHRで話をしていたら 太子の末裔じゃないでしょ?」
 ショート・ホームルーム(SHR)で彼女の話を聞かずに話をしていると、『あなたは、太子の末裔じゃないんだから、先生の話をきちんと聞きなさい』といつも言っていた。

「ある日授業で言っていた Sマートの自転車の置き方 その感想で言ったのは 『親の顔が見てみたい!』」
 ある日、授業でSマートと呼ばれるスーパーマーケットの自転車の駐輪マナーの悪さを語り出し、あげくの果てには、『あんな自転車の置き方をする人の親の顔が見てみたいわ!』と叫んでいた。

「パクリのthaは同格だ!」
 彼女は英語の授業中に、『この"that"はどういう意味ですか?』という質問を良くするのだが、こういう質問の仕方をするのは、『同格の意味のthat』でほぼ間違いない。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>
 この曲は、1st Album「DOGUMA」、3rd Single「Virus」に収録されている「梅」と、ほぼ同じ音ではありますが、歌詞は全く異なるものです。K氏、O氏、M氏がG代社会の時間での、ババァの言動をもとに作成した、あの「梅」から約2年後、某E語教師Kが「梅を食え・・・」というような発言をしたことがきっかけで、この「梅P」が作成されました。そもそも梅発言をしたのは、G代社会の方のババァが最初であって、E語のババァはそれをパクッたのです。あたかも、自分が発見したかのように梅の効力を授業中に説明していたのを聞いていた我々は、普段からふに落ちない言動の多かったE語教師Kへの怒りを込めた楽曲を作ることを心に誓ったのです。G代社会のババァへの賞賛の気持ちを念頭に置いて作成した先代「梅」とは違い、今回の「梅P」はE語教師Kに対する憎悪にも似た怒りを、皮肉った歌詞にしたためています。もちろん、この歌詞は、先代「梅」と同様に全くのノンフィクションです。今でも思い出しただけで、あの昼下がりの悪夢が蘇ってきては、私たちのピュアな心は傷つけられるのです・・・。

梅 -Artificial Guitar Version-

 2003年7月リリースの3rd Sg. 『Virus』にM-3として収録。『梅』のアレンジ版。歌詞はそのままだが、ギターはすべて打ち込みで作られたもの。

 『Artificial』とは”人工的な”という意味で、.KOM@的には『打ち込み』のことを示す。つまり、打ち込みギターバージョンということ。表記が長いため、略して『AGV版』と表すことも多い。このギター打ち込みは、楽曲アレンジ時点で松本氏が提案したもので、今までのギター打ち込みとは異なり、松本氏がギターを弾きながらバッキング・フレーズを決定し、それを僕が聞きながら打ち込みで作り上げていった。つまり、本当のギターリストが演奏しているフレーズを打ち込みで表現している。

梅パクリ

 2003年12月リリースの松本氏ソロプロジェクト『Hetakusong-1』にM-1として収録。基本的なアレンジは、『梅 -A.G.V.-』と同じ。このAGV版の打ち込みギターを元に、実際に松本氏がギターを演奏したものがレコーディングされている。歌詞は『梅’』に同じだが、『梅’』では『うめパクリ』と読みにくいので、『梅パクリ』という表記に変更された。だが、レコーディングや内輪での表記は、『梅P』という表現を多様していた。

 事実上、『梅』の再レコーディング版である。ギターパートは、基本的に『梅 -A.G.V.-』で打ち込みで作ったものを、再現して演奏しているが、A.G.V.版では、実際の演奏を考えず、カッコいいフレーズということで作っていったため、実際にギターで演奏していくには困難を極めた。

#002:long

作詞・作曲:松本 真輔、M99-01

現存する当時の『long -native style-』のスコア

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-2として収録。元々は、1999年に作られた楽曲で、『DOGUMA』収録にあたり、梅ジュースと同様にアレンジを受けた。

 作詞は、松本氏が担当。曲制作は、松本氏の友人の失恋がキッカケとなっているのは有名な話。松本氏が、その友人から失恋したときの気持ちを聞き、その思いを歌詞に書き上げた。タイトルの『long』は、”長い”ではなく、”思い焦がれる”という意味である。

 曲としては、『梅』と同じくメロディアス・ナンバーであり、曲調はB'zの『RUN』に影響を受けているところがある。『long』の曲調・サウンドは、のちに『Maybe』や『SuperOne』などへ継承されていくなど、.KOM@サウンドのベースの1つとなった。

 ちなみに、1999年当時に作られた原曲と『DOGUMA』収録版では、『long』の1つのポイントとなるリフ部分が異なるなど、意外と変更点が多いため、1999年の原曲については『long -Native Version-』と標記することが多い。

long -brass band style- <Instrumental>

 1st Single 『SuperOne』のM-3に収録。この曲のインスト化については、.KOM@が活動休止中だった2001年春〜夏にかけて、Ke-Kunが独自で行っていたインスト化作業がきっかけとなっている。その作業を知った松本氏が、せっかくだからSingleに収録しようということで収録することとなった。実際、アレンジする際に、『DOGUMA』収録版では間奏部分が無かったため、この吹奏楽版のアレンジで、始めて間奏部分が追加された。

 のちに、2002年発売の『TransCreation-1』のM-6として、『long -baras band style- Ver.70』が収録される。あまり大きな変化は無いが、ドラムや音量バランス・パン、ちょっとしたアクセントや強弱など細かいところを調整している。ちなみに、『Ver.70』の70はKe-Kun氏が当時インスト作成に使用した音源Roland SC-D70に由来している。

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、『Hetakuosng 3』のM-2に収録。基本コンセプトも歌詞も同じままで、2002年秋頃からプリプロを繰り返してきたが、アレンジはインスト版『long -brass band style-』のアレンジがベースとしている。ギター・バッキングに関しては、別に新曲として書き上げていた曲が、あまりにも『long』に似すぎてしまったため、その曲のバッキングフレーズを、逆に『long』の再アレンジに使用することとなった。また、間奏終了後のlongの目玉でもあるリフが、今作では修正されている。

#003:Takitakito ~熟年の喜び~

作詞:大島 王子、作曲:松本 真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-3として収録。アルバム制作当時に作られた曲。『DOGUMA』の基本コンセプトでもある『教師をモチーフにした楽曲』の1つ。

 作詞は、大島氏が担当。歌詞のモデルとなったのは、数学教諭のT氏とS氏。そして、T氏とS氏の名前を融合させたのが、タイトルにもなっている『Takitakito(タキターキト)』。歌の中では『タキタキト』と歌っているためか、最近では『タキタキト』と呼ばれることも多いが、本当は『タキターキト』である。歌詞の内容は、このモデルとなったT氏とS氏の言動を元にしたもの。70%程度は実際の話。

 楽曲そのものは、Am調をベースとした『梅サウンド』の発展型。印象的なトランペットとピアノのリフからスタートし、あとの流れはいたってオーソドックスなロックナンバー。最後のエンディングでピアノのアルペジオ風で終わるところは珍しい終わり方といえる。

<歌詞の解説>

「A週B週 見間違(みそこ)なう上 時間変更に気づかない」
 当時は、週休5日と6日の2種類の時間割があり、その週によってA週なのかB週なのかが変わってくる。だが、このT氏とS氏はA週とB週を間違えたり、また急な時間変更などがあったのを確認するのを忘れて、間違えて数学の授業に来ることがあった。しかも、ある時、時間変更の黒板を『見そこなった』という表現をしていたことから、このような表現がされている。

「all sinθ tanθ cosθ(オール・シー・タン・コス)」
 T氏が『数学T・三角比』で、sin・cos・tanの符号が事象によって変わる項目の覚え方で、自分で『Tのオール・シー・タン・コス』と勝手に命名して学生に教えていた。

「天井見つめて 『ええかいな〜』」
 A氏は、説明をするときに、必ず天井を見つめながら説明していた。

「後ろで調節してくれ〜」
 プリントを配布するときは、いつも枚数が適当で、生徒が『足りません!』と言うと、『後ろで調節してくれ〜』と言う。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>
 この曲も、もともとはDOGUMAに収録されている曲。定年真近のS教師T氏とA氏へのラブソングです。彼らはともに旧帝大を卒業しているらしく、社会的にはとりあえず認められている立場にありながらも、簡単な問題でも計算をミスって出てきた答えが間違っていることが多々あり、生徒からは馬鹿にされぎみでした。S学の授業中に他の教科を勉強するような生徒も続発しました。しまいには「自分でやっといてくれ〜」と中途半端なところで問題の解説を止めて帰ってしまうのです。しかし、それが効果絶大!生徒は自分で問題を解く力が自然と養われて、クラスの平均点がかなり高得点・・・というような事故?とも思える現象が起こりました。今から当時のことを考えれば、全ては彼らtakitakitoの罠だったのでは・・・と高校生を上手く操る熟年の恐ろしさを感じます。そんなA氏でしたが娘が嫁に出ちゃいました。とても寂しそうな目をしていました。そんなA氏への応援歌でもあります。「後ろで調節してくれぃ〜」というのは、プリントを配る時、適当に配って、後ろで余ったプリントを後ろの奴が配って、調節しろっという後ろの席に座っている生徒にとっては、かなりウザイA氏専用のフォーメーションです。もちろんこの曲に出てくる歌詞も全くのノンフィクションです。

Takitakito -brass band style-

 2002年3月リリースの1st Inst. MiniAlbum『TransCreation-1』のM-3として収録。吹奏楽アレンジの第2弾。原曲のイントロがトランペットで始まっていたことと、吹奏楽アレンジの第1弾に対して、明るくテンポの良い曲をということでこの曲が選ばれた。『long』の場合と同様に、『DOGUMA』収録の原曲には、間奏部分が無かったため、この吹奏楽アレンジを仕上げる際にKe-Kunが独自で間奏を付け足している。

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、2003年12月リリースの『Hetakusong-1』のM-3として収録されている。こちらは歌詞はそのままだが、アレンジとしては吹奏楽アレンジで付加された間奏が新しく付け加えられ、部分的に変更がなされているが、基本的な流れは原曲をそのままに受け継いでいる。注目はギターパートで、複雑に変形を繰り返していくバッキングは聴きごたえがある。

#004:Last Adventure

作詞・作曲:松本 真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-4として収録。アルバム制作当時に作られた曲。

 歌詞は、『DOGUMA』の中では、『教師をモチーフにした楽曲』が柱となっている中で、全く関係ない路線の数少ない曲。歌詞は、ドラゴンクエストの世界と実在の世界の照らし合わせた歌詞になっていて、松本氏独特のおもしろい世界が描かれている。

 楽曲も『DOGUMA』の中では、とても珍しいスタイルの曲だが、当時作られたとは思えないクオリティの高い1曲。ギターは基本的にカッティングをメインとしており、この類の曲は、.KOM@の楽曲としては珍しい。また、Bメロで転調するのもおもしろい。

#005:偽(いつわり)

作詞・作曲:松本真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-5として収録。アルバム制作当時に作られた曲。

 歌詞は、カツラ疑惑のあった国語教師をモチーフとなっている。この曲は、『梅』の発展系的な歌詞とも言える。

 楽曲としては、この曲も『DOGUMA』の中ではポップス的な位置に属する1曲。基本的なビートを1曲を通して同じで、そのコード展開だけが変化して曲を動かしていく。このリズムは、.KOM@の楽曲では、時々利用されるリズムでもある。

#006:そんな君で…

作詞・作曲:松本真輔

  1997年、松本氏が中学3年生の時に初めて作った曲で、ある意味.KOM@の原点である。2000年の『DOGUMA』レコーディング時には、『梅』の原曲となった曲であり、松本氏にとっても思い出深い曲であるため、作品化されて2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-7として収録されている。

 歌詞は、.KOM@には唯一の卒業生に送るメッセージソング。歌詞の内容は、.KOM@の楽曲の中でも人気が高い。

 楽曲としては、当時、松本氏が爆風スランプに影響を受けていたこともあり、『旅人よ』にそっくり。ただ、この曲が、以後の『梅』や『Takitakito』に影響を与えており、この楽曲の存在価値は計り知れない。また、『DOGUMA』収録版では、ゲストミュージシャンとして@氏が参加している。別環境でレコーディングしたモノを、あとで重ね合わせたので、テンポなども微妙に合っていないが、そこはご勘弁して頂きたい。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>
 M氏が中学3年生の時に初めて作った曲です。生意気にも中学の3年生の文化祭の時に、中学3年生に向かって歌った生まれて初めての作品。この曲を、「このCD(Hetakusong 1)に入れないわけにはいかない」という訳で、原点に戻るような、こんな時代がM氏にもあったんだなぁ〜というような、恥ずかしい曲です。当時、中学校の体育館で発表するとき、ベースがいませんでした。仕方なく、ピアノでベースを演奏しました。そのピアノを演奏したのが、あのlongのモデルにもなったT氏だったという事実は、あまり知られていません。今から聞き返すと、「若かったなぁ〜」という感想につきます。当時、中学校の文化祭で、バンドをやるのは、職員室の中ではタブー化されていたことでした。そんな大人に反発するために、意地をはっていたM氏たちは、無理矢理出場しました。だから、言わんこっちゃありません。しかし、その経験によって、M氏が音楽の道へ走り出すようになったことは間違いありません。どうか、中学3年生の若者の作ったこの曲を暖かい気持ちで、心優しい気持ちで聞いてやってはもらえないでしょうか…。

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、『Hetakuosng 1』のM-7に収録。再アレンジ版では、原曲の路線をキープすることに念頭を入れて行ったため、他のアレンジ版などと比べると原曲に近いと言える。エンディングの早弾きは、原曲の@のギターへの対抗心!?。

#007:ぼく☆あきら

作詞:大島 王子、作曲:松本 真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-6として収録。アルバム制作当時に作られた曲。

 当時の高校の先生をモチーフにした歌詞が多い『DOGUMA』の中で、唯一、メンバーの知人をモチーフにした歌詞がポイント。また、楽曲面では、『イッケータッキーハッシー』と並んでアコースティック調になっているが、『イッケータッキーハッシー』が明るいポップス的な雰囲気になっているのに対して、この曲はちょっとした切なさが感じられる。さらに、曲の構成はA-B-A-A-B-Aと、ブロック的には2つのフレーズで出来ているという点も他にはない点だと言える。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>
 同級生「あきら君」へ送ったラブソング。「彼の家は山の奥深くにあって、毎日ケーブルカーで通学している」というようなデマが学校の中で蔓延しました。最初は、「あきら君」も面白がって、ウソ情報を認めていましたが、予想以上にその歪められた(.KOM@に)真実を信じてしまう生徒がこれまた続発し、それは全くの嘘であることを証明すべく、この曲が発動したという訳です。(「M氏には実は子供がいる説」も結構信じていた)また、当時彼の席の周りは、クラスランキング、ワースト5に挙げられていた女子が密集していたゾーンの真ん中で、しかも、後ろにはM氏が座っていました。「パラサイト」という表現の解釈は、聞いた人におまかせします。何を血迷ったのか、当時、彼はジェルで髪の毛をオモイッキリ固めていました。ネタにされるまでそう時間がかからなかったのは言うまでもありません。彼は現在、T大学で優秀な成績を修めているというのを風の便りで聞いていますが、それが本当かどうかは今のところ確認できておらず、やはり謎の多い男であることは、今も変わっていないようです。

I'm☆Akira -piano style-

 2002年3月リリースの1st Inst. MiniAlbum『TransCreation-1』のM-4として収録。初のピアノアレンジだが、楽曲全体としてアルペジオ風のアレンジを行っているが、終盤のCメロにかけて展開していく盛り上がりが聴きポイントといえる。

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、『Hetakuosng 1』のM-4に収録。『DOGUMA』では、アコギによる弾き語り調であったが、アレンジ版では、『TransCreation-1』でのピアノアレンジを基本に、そのフレーズをアコギのアルペジオで組み立てられていて、リード・ギター以外はすべて打ち込みで作られているのも特徴的。

作詞:大島 王子、作曲:松本 真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-10として収録。

 もともとは、1999年秋、『long』の曲作りが終了した頃、松本氏が大島氏にバラード曲の作詞を依頼したことがキッカケとなった.KOM@としては初のバラードソング。ただし、当時はデモテープ段階で終了しており、本格的な曲作り・アレンジ等は2000年秋の『DOGUMA』制作時となった。

 歌詞は、先にも紹介したとおり、松本氏が大島氏にバラードソングの作詞を依頼したのがキッカケであり、大島氏曰く『別れをモチーフにしたものであり、切ない恋の再来を春の風に託し、戻らない青春を謳歌する美しい曲』とのこと。

 また、2003年以降、『DOGUMA』収録曲のほとんどを再アレンジ・再レコーディングをしているのに対して、この『春の風に…』だけは、再アレンジを受けていない。これには諸説あるが、思い出の一曲であるがゆえ、中途半端なことができないので、なかなか踏み切れないというのが一番の理由らしい。

作詞:松本真輔&Ke-Kun、作曲:松本真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-11として収録。アルバム制作当時に作られた曲。.KOM@を代表する「おちゃらけソング」として有名な一曲。

 歌詞は、タイトルにもあるとおり、国語教諭の通称「イッケー」と自称「タッキー」、そして数学教諭の通称「ハッシー」の3名について語っている。歌詞そのものは、「イッケータッキーハッシー」というタイトルありきで、とりあえず3人の言動を歌詞に詰めていこうということで、昼休憩中に松本氏とKe-Kunとで作り上げたもの。ただ、大体の歌詞が完成したあたりで、歌詞の内容がイッケーとタッキーのことばかりで、ハッシーの内容が無いことに気づいた。とは言っても仕方がないので、最後に『ハッシーは関係ない!』の一言で、お笑い好きのハッシーにとりあえずオチを付けさせたということで解決した。

 楽曲は、.KOM@の中でもかなりシンプルな部類に入り、コード進行もかなりポピュラーなもの。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>
 男性K語教師I氏とT氏が夏休みに、二人で冒険したそうです。「首周り2cmダイエット宣言」をしたのは少し太っていたI氏です。それに付き合わされたT氏は、病的とも言えるほどシュッとした体系の持ち主でした。ハッシーは男性S学教師ですが、歌詞の通り、全く関係ありません。「髪を引っ張っていた・・・」という部分を除いては、これもほぼノンフィクションです。なぜこんな曲をあえてエントリーしているのかというと、最近イッケーが、救命救助をしてしまし、一躍鳥取の有名人になりました。そんなニュースを見ていた我々上層部の幹部たちが、この曲を入れない訳にはいかないと口々に言い出したからです。この何とも言えない明るさの中に、何とも言えない侘しさが感じれるこの曲を聴いていると、中年の憤りと息切れ、そして存在感、I氏の鳥取弁のK典の授業を思い出してしまいますが、知らない人にとってはまったく笑えない曲でしょう・・・

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、『Hetakuosng 1』のM-8に収録。原曲とは大きく異なり、ロックアレンジになっているのが大きな特徴。

#010:やってらんね〜

作詞:大島 王子、作曲:松本 真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-12として収録。アルバム制作当時に作られた曲で『DOGUMA』の中でも有数のロックチューン。

 歌詞は、タイトルの通り、とにかく当時の自分たちにとって『やってらんね〜』と叫びたくなるようなものを羅列している。

 楽曲は、.KOM@の中でもかなりシンプルな部類に入り、コード進行もかなりポピュラーなもの。

<歌詞の解説>

「もうすぐ到来Nexstage 期末の範囲は100ページ 語法にイディオム アクセン苦トー」
 「Nexstage」というのは、当時の高校で使われていた英語の文法のテキストの名前。一見すると辞典ぐらいの厚さのあるテキストで、この本の100ページ分が期末テストの範囲で、「やってらんね〜」という訳。また、この「Nexstage」というのは、その前の「20世紀はもう終わって、次のステージがもうすぐ到来する」という意味合いも含まれる。

「朝から晩までコバッスィブル」
 「コバッスィブル」は、僕達が作った造語で、「梅パクリ」のモチーフになった某英語教師と「偽」のモチーフとなった某国語教師を掛けあわせたもの。つまり、朝から晩までこの某英語教師と某国語教師の授業ばかりが並んでいる状態は「やってらんね〜」ということ。

「B週1限 数・数・数」
 僕達が高校の頃は、まだ完全週休5日制ではなく、隔週で土曜日のあるなしが変わっていた頃で、時間割の関係で、土曜のある週が「A週」、土曜のない週が「B週」という形で時間割が2通りあった。そのB週の1限目が、月火水と3日続けて数学だということで、それは「やってらんね〜」ってこと。

「ランゲルハンス島のβ細胞」
 人間の体内には血糖値を上げる働きをするホルモンやそれを生成する場所はいくつかあるんだけど、逆に血糖値を下げる働きをするホルモン「インシュリン」という物質をつくるのは、このランゲルハンス島のβ細胞しかない。だから、「ランゲルハンス島のβ細胞はやってらんね〜だろうな」ということ。ちなみに、「Hetakusong 2」のラジオでは、「B細胞ではなくβ細胞です」と言っていましたが、あれは単なる呼び方の問題なので、Bでもβでも特に問題はありません。

やってらんね〜 -21st century version-

 CD化されていない幻のバージョン。

 2001年の「Allegory」の制作が終了した後に、何か「DOGUMA」のリメイクをやりたいなぁという話をしていたところ、そういえば「やってらんね〜」の冒頭の歌詞に、『20世紀はもう終わり』とあるのに、だけど、よく考えたらもう21世紀になったんだよね」って話になって、「それなら”やってらんね〜”なんかやってみますか」ってことで、プリプロ段階まで行っていた。

 歌詞は、冒頭が『20世紀は終わったよ〜』からはじまり、ドラえもんがデジポケモンになっていたりする。また、それ以外にもアメリカの同時多発テロとか某教師の事件などのことが含まれており、なんだか歌うにはツラいなぁということで、再アレンジ版にはこれらの歌詞は採用されなかった。

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、『Hetakuosng 2』のM-9に収録。先の21世紀バージョンを行うという方法もあったものの、歌詞の内容等の問題もあって、再アレンジにあたっては、原曲のままになっている。

作詞・作曲:松本真輔

 2000年11月リリースの1st AL.『DOGUMA』にM-13として収録。アルバム制作当時に作られた曲。

 歌詞は、高校の某生物教師をモチーフにした曲である。

 楽曲は、.KOM@活動初期の中ではキャラクターの異なる曲で、松本氏曰く『曲ができた段階で、間違いなくエンディングにふさわしいと思った』と語っている。その点では、その後のミディアムナンバーに多大な影響力を与えたと言える。

【再アレンジ版】

 再アレンジ版は、『Hetakuosng 3』のM-9に収録。実は、『DOGUMA』収録曲の中でリメイクが一番早かったのがこの救世主メシアであった。それは、2002年秋に新曲を作っていたときに、ギター・アルペジオができたものの、『なんかパッとしないなぁ〜』といいつつ、『これって救世主メシアのイントロに使えない?』ということで試してみたら、みごとにハマったことから、『それなら、先にメシアをやってしまう?』ということでレコーディングがスタートした。

 再アレンジ版の楽曲の中では、これほど歌詞が大幅に変更された曲もない。元々、生物教諭をモチーフにしていた分、生物的な用語などが多かったこともあり、環境をおさえた歌詞に変更された。

#012:MICE

作詞・作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-1として収録し、『.KOM@ロックの代名詞』と呼ばれるほど評価の高い名曲。元々、松本氏が2001年夏にメンバーが再結集する前に、密かに作り上げていた一曲として知られる。(M0104)

 レコーディング前からその曲の完成度はお墨付きがついており、良い音でレコーディングできるようにと、レコーディング技術が安定してきた2001年9月以降(つまり「Allegory」のレコーディング終盤)にレコーディングが行われた。だが、当時の技術ではそれでもまだ納得の出来るレコーディングができなかったため、当時は『ライブ・バージョン』とすることで妥協をし、「いつか良い音でレコーディングができるようになってから、キチンとした『スタジオ・バージョン(仮)』をリリースしたい」という意向があった。そのため、他の曲にも増して、『Allegory』完成直後からプリプロが度々重ねられてきた。そして、そのプリプロの結集として、2003年頃から本格的なレコーディングが開始し、同年10月に4th Sg.としてリリースされた。.KOM@にとって、この一曲の存在は非常に大きく、後のロック路線の道しるべとなった布石となった1曲である。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の子(ねずみ)に位置する曲であるため、そのタイトル名もmouse(マウス)の複数形であるmice(マイス)となった。人間社会に押しつぶされた者の叫びをネズミの叫びとマッチさせ、両者の叫びを上手く曲に乗せている。『Allegoryシリーズ』の中でも評価の高い歌詞である。

 楽曲は、.KOM@史上、もっとも成功したと言えるリフがなにより目立つ。

【再レコーディング版(Vo.Shingo)】

スタジオで行われたボーカルRec.

 再アレンジ版は、2003年10月に4th Sg.として世に出されるが、これは概要でも述べたとおり、『Allegory』・『SuperOne』リリース後のソロ・ワークスの頃から、『いつか、再レコーディングを…』という強い思いでプリプロを続けてきた結果である。プリプロを重ねるたびに、バッキングは、ギター・テクの最先端が注入される一方で、オケに関しても徹底的に見直し・修正を重ねていった。

 そして、実際、今作に収録されたアレンジ・バッキングが完成したのは、2003年2月。当初は、この段階でのオケにボーカル・レコを行う予定だった。しかし、より『最高のロック・サウンド』を目指すため、.KOM@としては初めて、ギター・レコーディングを、スタジオでMarshalアンプを鳴らして、その音をマイクで拾うという、より本格的なレコーディングを行った。通常のライン録りとは違った、より迫力のあるロック・サウンドになったというのは、このCDを聴いて頂ければ十分分かって頂けるだろう。

 原曲と根本的に異なるのは、その激しいバッキングだ。Aメロ〜Bメロは、メインのリフを基調とした、よりスリリングさのあるバッキングに。Cメロはパワーコードを基調にしたバッキングに細かい早弾きがもりこまれている。そして、サビ(Dメロ)は、以前のパワーコード主体のロングトーンだったものが、パワーコードのミュート主体のものに、アルペジオ風のアクセントをつけている。ギター・ソロに関しては、基本的に原曲の流れを含みながらも、細かい早弾きも盛り込まれている。また、オート・ワウを利用した面白い感じの音にも仕上がっている(ギター・ソロのみはライン録り)。

 オケ側としては、なんと言っても前奏。.KOM@の楽曲としては初めて、ドラム・ループを挿入した。これは、この曲が持つ勢いを、前奏から全面に出したかったから。本当は、楽曲全体を通してドラム・ループを挿入することも試したが、そうすると、勢いだけの楽曲になりそうだったので、やはり『テク』としての『MICE』も残したかったので、前奏と最後のところだけのループ使用となった。

#013:Egotism

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-2として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の丑(うし)に位置する曲であるため、一様ウシがモチーフとなっており、最後に『但馬に松坂関係ねぇ!』で締めくくられるのが印象的。また、.KOM@の楽曲の中でも、初めて間奏に語りが入っているのも特徴。

 楽曲は、2001年夏の『Allegory』レコーディング時の中盤(M0108)に作られた。イントロがドラムのリフからスタートするのも印象的だが、ベーシックなリフとバッキングも特徴的。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>

 アルバム「Allegory」に収録されているものを再度レコーディングしたものである。ご存知の通り、この曲の歌詞を手がけたのは、あの大物作詞家O氏である。彼の数多くある作品の一つではあるが、その中でも非常にインパクトのある曲であることは間違いないだろう。「Allegory」は、干支に出てくる十二支にスポットを当てて、各楽曲が制作されている。このEgotismはその一つで「モウ」という歌詞にも見て取れるように「牛」をイメージして作られたものではあるが、同時に今の世の中・社会悪を痛烈に批判しているようにも思われる。他の歌詞の中にも、牛と人間をダブらせて表現している個所が多々あり、ふざけているようで、ふざけていない。ふざけていないようで、ふざけている。そんな.kom@的な要素が明白に確認できる一曲ではないだろうか。

 ちなみに最後の「但馬に松坂関係ねぇ〜」という歌詞だが、本当に関係ないようにも思われるが、「ブランド、地位、名誉などに執着し、周りが見えなくなっている人間に対する怒りを込めた叫びなんだ!」と当時高校3年生だったO氏がまじめな顔で語っていたのは今でも記憶に新しい・・・。彼は何を思ってこんな歌詞を思いついたのか、理由については未だに口を開かない・・・。きっと何かがあったのだろうと、ウチワでは語り継がれている。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong-1』のM-2に収録。基本コンセプトは同じで、構成などもほとんど同じだが、間奏の語りがギター・ソロに変わっている。

#014:solitude

作詞・作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-3として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の寅(トラ)に位置する曲であるため、檻に閉じこめられたトラと人間模様を重ねて描いた力作。

 楽曲は、2001年夏の『Allegory』レコーディング時の序盤(M0101)に作られ、『Allegory』レコーディングでは始めに完成した曲でもある。メロディアス・ロックは『DOGUMA』の頃の装いも残っており、『DOGUMA』から『Allegory』への移行期を代表する1曲として、しばしば語られる。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong-3』のM-3に収録。基本コンセプトは同じで、構成なども同じ。

#015:Love

作詞・作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-4として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の卯(うさぎ)に位置する曲であるため、人間の恋模様をウサギに照らして描かれている。

 楽曲は、2001年夏の『Allegory』レコーディング時の中盤(M0106)に作られた。オープニングがシロフォンで始まるという意外性もあるが、シンプルかつ印象的なリフが目立つ。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong-2』のM-2に収録。基本コンセプトは同じだが、テンポが190から180にテンポダウンしたほか、キーもBからDと+3音と上がっている。

#016:Maybe

作詞・作曲:松本真輔、M0102

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-5として収録。.KOM@を代表するメロディアス・ロックとして有名である

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の辰(タツ)に位置する曲だが、辰があまりにも連想しにくかったため、龍に変えて描かれている。

 楽曲は、『solitude』と並んで、2001年夏の『Allegory』レコーディング時の序盤(M0102)に作られた。コード展開が『long』に似ており、のちに『SuperOne』などへも継承されていく。シンセベースが使われたり、オブリとしてオルガンが多用されたりと、.KOM@の初期ナンバーとしては打ち込み面も重視されてアレンジされた名曲

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、2004年4月に『Hetakusong 2』のM-2として収録されている。原曲と比べると、オブリがすべてピアノに、シンセベースが通常のベースになっているほか、Aメロでは新たにオケが追加され、さらにカッティング・ギターが打ち込みで加えられている。そして、ギターの方も、サビのギター・バッキングが新しく追加され、今まで以上にギターの存在感が増している。ギター・ソロは、ほとんど原曲と同じになっている。

#017:A Day

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔、M0105

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-6として収録。.KOM@を代表するミドル・ナンバーとして有名である。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の巳(へび)に位置する曲で、ヘビをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、珍しく松本氏が作曲につまづいていた曲で、松本氏がKe-Kunに相談し、Ke-Kunがつぶやいた新しいコード展開を発展させたという、珍しい生い立ちを持っている。曲調も、それまでにできていた『Maybe』や『solitude』からは、明らかにロック寄りになってきていて、大人な曲にまとまっている。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 2』のM-6として収録されている。全体的により怪しさを増すため、序盤は通常のドラム音ではなく、カウント音を使っているほか、最後のエンディングにいかにも怪しげなギター音が追加されている。

#018:Instinct

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-7として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の午(ウマ)に位置する曲で、ウマをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、Allegory』レコーディング時の終盤に作られた楽曲で、全体的にテクノ風に仕上げられている。特にソロは、初めてシンセによるソロが設けられている。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 2』のM-5として収録されている。元々がおちゃらけ系で仕上げられていた感があるため、さまざまなコーラスや打ち込みによるシンセが入れられている。実は、再レコーディング版のなかでも、唯一、生のギターが登場しない。

 また、最後に『豚か?』で終わるが、あれはまさしくBSE問題で吉野家の牛丼が終了し、豚丼になるという時期にヴォーカル・レコーディングを行っていたことをかいま見える。

#019:Empty

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-8として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の羊(ヒツジ)に位置する曲で、ヒツジをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、『Allegory』レコーディング時の終盤に作られた楽曲で、『Allegory』収録曲の中では、唯一といえる純粋なバラードナンバー。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 3』のボーナス・トラックとして収録されているラジオ番組に2番まで収録されている。元々、メンバー時代があまりこの曲に積極的でないということもあり、ギター・レコおよびヴォーカル・レコはほぼ1発録りとなっている。

#020:be forced to do...

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-8として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の申(サル)に位置する曲で、サルをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、当初から『早口の曲をで作りたい』という考えと、MIDI音源でお遊び的に作ったSEをどうにか組み合わせできないかということで、このような形に仕上がった。ちなみに、早口のレコーディングは実際は1/2のスピードで歌ったものを、倍速再生をしている。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 2』のM-8として収録されている。原曲と比べると、思いのほか、まともな楽曲として仕上がってしまったというのがメンバーの正直な思い。ただし、早口は、きちんとそのスピードで歌っている。

#021:in progress

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-10として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の酉(トリ)に位置する曲で、トリをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、『Allegory』レコーディング時の中盤に作られた楽曲で、これまでのバラード・ナンバーにハード・ロックを融合した、.KOM@としては挑戦的な1曲。これが、その後の『勿忘草』等に受け継がれていく。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>

 この曲は、大物作詞家O氏によって作詞された曲です。Egotism同様、何を思ったのかはわかりませんが、かなりいい曲です。この激しいリフは、「これから人生という名の旅に出発する人間を奮い立たせるような感じ?」とM氏が作る前に言っていました。人間は、子供の時は、あまちゃんです。しかし、いつかは大人になって子供ができて、そのあまちゃんを育てる。そして、そのあまちゃんが成長して、またあまちゃんを育てる…。その繰り返しです。そんな人間のサガを歌い上げた?曲なのではないでしょうか?。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 1』のM-5として収録されている。キープコンセプトながら、ロックさを重視したサウンドに仕上がっている。

#022:Super One

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔、M01-13

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-11として収録。当初はアルバムに通常収録をする予定だったが、急遽アルバムリリース日が前倒しになった関係上、この曲のレコーディングが間に合わなくなり、しかたなくtechno styleのインスト版が収録された。のちに、それを受けて同年10月末に1st Singleとしてリリースした。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の戌(イヌ)に位置する曲で、イヌをモチーフにした歌詞となっている。タイトルの『SuperOne』は『スーパーマン』とイヌの鳴き声『ワン』をかけ合わせた造語。

 楽曲は、『Allegory』レコーディング時の最も最後に作られた楽曲で、『longサウンド』を継承しながら、独自のリフを追加して進化した.KOM@サウンドを展開している。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 2』のM-7として収録されている。キープコンセプトながら、ロックさを重視したサウンドに仕上がっている。

#023:GiveBack!!

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔、M01-12

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』にM-12として収録。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の亥(イノシシ)に位置する曲で、イノシシをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、『Allegory』レコーディング時の終盤に作られた楽曲で、『梅サウンド』を継承したシンプルなロックナンバー。

【再レコーディング版】

 再アレンジ版は、『Hetakusong 2』のM-1として収録されている。キープ・コンセプトながら、新たなバッキングなどを追加しながら、よりロックさを重視したサウンドに仕上がっている。

#024:ぼくは…(CAT)

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔、M01-03

 2001年10月リリースの2nd AL.『Allegory』のボーナストラックとしてM-12"GiveBack!!"の13分38秒あたりから収録されている。当初から、ボーナストラックに干支の話の中で登場する『猫』をモチーフにした曲を収録したいということで、早い段階から収録が決定していた。のちに1st Singleで正式収録されるが、音源的にはどちらも全く同じ。

 歌詞は、干支をモチーフにしている『Allegoryシリーズ』の猫に位置する曲で、ネコをモチーフにした歌詞となっている。

 楽曲は、『Allegory』レコーディング時の序盤(M0103)に作られた楽曲で、タイトルが決まるまでは、そのコンセプトから「CAT」とか「猫」などと呼ばれていた。。

【再レコーディング版(Vo.Shingo)】

 再アレンジ版は、5th Single『Hetakusong 2』のM-1として収録されている。Shingo氏をボーカルに迎えた第3弾シングルのタイトル曲となったが、これはShingo氏から『そろそろバラードを歌いたい』という要望を受けて実現した。

 基本的にはキープコンセプトのアレンジとなっており、イントロや間奏のリード・ギターも原曲を忠実に再現したエフェクター音色を選択している。

#025:勿忘草(わすれなぐさ)

作詞:川口卓己、作曲:松本真輔、M01-14

 2002年7月リリースの2nd Sg.のタイトル曲として収録。
 歌詞は、.KOM@史上、初めてとなるメンバー外からの作詞家として、『long』のモチーフになった川口卓己が作詞を行っている。

 楽曲は、ロックバラードナンバーとして名曲に数えられる。元々、楽曲そのものは、2001年秋の『Allegory』完成直後には完成しており、松本氏が受験勉強に入る前にデモテープまでできていた。その後、幾度となるミーティングを重ね、約半年の期間を経て、現在のスタイルに至った。それまで、キーもAm調からGm調に-2 keyにもなっている。.KOM@の楽曲の中では、難しい曲に部類され、松本氏自身、『限界を知ったバラード』『感情移入したがために、うまく歌いきれなかった』と語り、松本氏が一時、ボーカル業から引退したキッカケにもなった

 また、現時点では、リメイクされておらず、再レコーディングが望まれている名曲である。

#026:隣のおばちゃん

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔、M02-01

 2002年7月リリースの2nd SG.『勿忘草』のM-2として収録。

 歌詞は、大島氏が担当。この原点は、2001年秋の『Allegory』完成段階で、松本氏が次なる楽曲の歌詞のお題として、大島氏に投げかけたものの1つに、『原チャのおばちゃん』というのがあり、それがこの曲のキッカケとなった。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>

 M氏がある日、『原チャのおばちゃん』とほざきました。そこから、O氏は自分なりに原チャのおばちゃんのイメージをふくらませ、こんな歌詞ができました。歌詞の中にある、笑顔の下りなんかは、かなり実感が持てるのではないでしょうか。危なっかしい運転のおばちゃんはたくさんいます。しかし、そんなおばちゃん達が憎めないのは、たぶんそれに変わるおばちゃんパワーを僕たちにくれているからではないでしょうか。皆さんも、近所のおばさんを想像しながら聞いてください。

 楽曲は、.KOM@を代表とするハードロックチューン。こちらも、勿忘草同様に2001年秋の『Allegory』完成直後には完成しており、松本氏が受験勉強に入る前にデモテープまでできていた。その後、幾度となるミーティングを重ね、約半年の期間を経て、現在のスタイルに至った。イントロから最後まで、常にハードなリフとバッキングが繰り出され、ギターが全面に押し出されている一方で、リズム隊、特にドラムについては、他作品にはないほど細かい修正が加えられてきた。

 レコーディング面についても、かなり重ねた録音になっており、最終的にはキーがずれてくるほどであった。それにより、Allegoryの時に開発されたレコーディング方法に限界を感じ、のちのDAWレコーディングに変わっていく1つのキッカケにもなった。

【再レコーディング版】

 2003年12月にリリースされた『Hetakusong-1』のM-9に収録されている。もともと、『勿忘草』収録時のレコーディングの際からレコーディング方法には限界を感じていただけに、再レコーディングへの動きは速かった。それほど原曲との大きな違いはない。

#027:オマエノイエノマエニ

作詞・作曲:松本真輔、M02-02

 2002年7月リリースの2nd Sg.『勿忘草』のM-3として収録。近年を代表するおちゃらけソング。

 歌詞は松本氏が担当。Fかわりょうの一言ネタをヒントに考えられた。

 楽曲は、非常にシンプルな構成で、バッキングのクリーンギターが印象的。

#028:Virus

作詞:shingo、作曲:松本真輔、M02-03

 2003年7月リリースの3rd Sg.のタイトル曲。

 楽曲は、2002年1〜2月頃、インスト楽曲を数曲作った中の1つ(Code Name:#0203)で、そのデモテープ段階で漠然とSingle化は決定していた。その原曲とは、リフはそのままでコード展開も9割は同じ。AメロからBメロへの展開とメロディが異なるぐらい。MTRでレコーディングを行った唯一の楽曲。

【アコースティックバージョン】

 2004年4月にリリースされた『Hetakusong2』のM-10 Special Radio Programの1曲目として収録されている。元々は、2003年頃から「『Virus』のアコギ版がやりたいなぁ〜」という話があって、レコーディングの合間に練習していた。そしたら、ちょうどエレアコが手に入ったので、『やってみる?』ってことでやったらかっこう良かったのでラジオに収録された。

#029:my song

作詞:shingo、作曲:松本真輔、M02-04

 2003年7月リリースの3rd Sg.『Virus』のM-2として収録。元々、当時新ボーカルだったshingoから、『こういう感じの曲をやりたい』というリクエストがあって、それを聞いた松本氏が合わせて作った曲。

#030:きらり

作詞:P.Oshima、作曲:松本真輔

 2003年10月リリースの4th Sg.『MICE』のM-2として収録。

 リリースは遅かったが、元々の原曲は『十字架天使(Cross Angle)』として2000年秋の1st Album『DOGUMA』制作時にギター弾き語りのデモテープ段階までは作られていたが、お蔵入りとなっていた。これは、当時は曲としてパッとせず、『DOGUMA』にはふさわしくないとのメンバーの意向があったから。

 そんな曲がリバイバルされたのは特別な理由はなく、『次は何しようか?』と話していたときに、『そういえば、昔にお蔵入りになった曲があったよね』という話からリバイバルされることになった。

#031:その砌(みぎり)に

作詞:松本真輔・間屋口真功、作曲:松本真輔、M03-01

 2003年10月リリースの4th Sg.『MICE』のM-3として収録。元々、2003年春頃に松本氏が彼の知人の誕生日に送った曲。

 作詞は、松本氏と彼の知人の両方の知り合いである間屋口さんが参加していて、誕生日ソングとしての歌詞となっている。

#032:nyoronyoro(ニョロニョロ)

作詞・作曲:松本真輔、M02-05

 2003年12月リリースのAl.『Hetakusong 1』のM-6として収録。元々は、2002年秋にデモ作成を行っている際に、歌詞を付けずに作ったもので、当時は『わぁ〜、20世紀無しだ』という意味不明な仮タイトルが付いていた(当時は、わずか25秒しかなかった)。それを、Hetakusong 1をレコーディングしているときに、あの曲を曲として仕上げようということで、リメイクがかった。

<Hetakusong 1公式ブックレットより>
 ある日、M氏とS氏が寂しく男2人でU海岸の花火を見に行きました。これから、どんな曲を作ろうかと相談していたら、S氏が「ニョロニョロ」と口走りました。それをM氏が勝手に解釈し、『とにかく”nyoronyoro”を連発する曲にしよう』と…。意味は全くありません。

#033:Shadow

作詞:shingo、作曲:松本真輔、M02-07

 2004年3月リリースの5th Sg.『ぼくは…』のM-2として収録。『Virus』と同じく、2002年初春の松本氏ソロワークス時に録りためていた曲の1つ(Code Name:#0204)だが、リフは原曲に近いがメロディーは結構大きく変わっている。

#034:カセット!?

作詞・作曲:松本真輔、M03-03

 2004年3月リリースの5th Sg.『ぼくは…』のM-2として収録。

#035:Stealman

作詞・作曲:松本真輔、M02-06

 2004年4月リリースのAl.『Hetakusong 2』のM-3として収録。元々は、2002年秋に作られた曲。当時、エアロスミスが、「スパイダーマン」の主題歌をやっていたことから、「うちらも、”何とかマン”ってやりたいな?」ということから、「泥棒なんてどうだ?」という話になり、正しい英語はよく分からないまま、「盗むってStealだから、Stealmanでいいんじゃない?」ということでそうなった。

#036:強い根性

作詞・作曲:松本真輔、M04-01

 2004年12月リリースの3rd Al.『Hetakusong 3』のM-1として収録。2004年なって、『ぼくは…』や『Hetakusong 2』のレコーディングにある程度メドが立った時期で、そろそろ『Hetakusong 3』を目指して…という曲で作り始めた曲の中の1つ。

 楽曲は、それまでShadowやStealmanのような、いわゆる影の雰囲気のあるようなハードロックが多かったところからの、久しぶりな王道ロックチューン。

 歌詞としては、タイトル名がBメロに登場するというちょっと変わった展開がある。

#037:Good Life

作詞:shingo、作曲:松本真輔、M03-03

 2004年12月リリースの3rd Al.『Hetakusong 3』のM-4として収録。元々は、2003年春に作られた曲で、当時は「その砌に(M03-02)」や未発表曲のバラード(M03-04)などが作られ、ちょっとしたバラードブームだった。

 楽曲は、『DOGUMA』以来となるアコギ(元々はKe-Kunの姉が持っていたエレアコ)でのレコーディング。アコギでは初のギターソロも必聴の価値あり。

#038:Random -投げかけたくなるような人に 投げかけられることがしばし-

作詞:shingo、作曲:松本真輔、M04-05

 2004年12月リリースの3rd Al.『Hetakusong 3』のM-5として収録。『強い根性』などと同様に、『Hetakusong 3』の作成に向けての2004年初春レコーディングで作られた曲だが、公にリリースされている楽曲の中では最も新しい2004年4月に作られた。

 楽曲としては、最近の.KOM@ナンバーとしては異色な部類であり、本人達も「新境地を開拓した」と語っている。特徴はBメロの展開。

#039:BA∞KA

作詞・作曲:松本真輔、M04-03

 2004年12月リリースの3rd Al.『Hetakusong 3』のM-6として収録。『強い根性』などと同様に、『Hetakusong 3』の作成に向けての2004年初春レコーディングで作られた曲。

 楽曲としては、シンコペーションを駆使した疾走感あるリフが特徴。

#040:GUTARA

作詞・作曲:松本真輔、M04-02

 2004年12月リリースの3rd Al.『Hetakusong 3』のM-8として収録。『強い根性』などと同様に、『Hetakusong 3』の作成に向けての2004年初春レコーディングで作られた曲。

 楽曲としては、イントロが印象的。