文豪ゾラとドレフュス事件

 
 「居酒屋」「ナナ」などで知られる文豪
エミール・ゾラは1898年1月13日新聞
「オーロール紙」に

        "私は弾劾する!" 

という大見出しのもと、大統領あての
公開状を発表し軍部の虚偽と不正を
弾劾し、ドレフュスの無罪を訴えまし
た。
 ゾラはそのため訴追され有罪となっ
たためロンドンに亡命しましたが、そ
の反響は大きくこれをきっかけにド
レフュスの再審を求める運動が盛り
上がり、1999年再審が行なわれドレヒ
ュスは大統領によって特赦されまし
た。
 作家大仏次郎はこの事件をテーマに
同名の作品を発表、当時の日本の軍国
主義台頭に警鐘を鳴らしました。
 

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ドレヒュス事件・1899年レンヌで開かれたドレヒュス(右端)の再審 (山川出版社・世界史研究より)