ヤマボウシ (自然公園の花と樹)

 
 谷川に姿うつしてヤマボウシ
                    見る人なくて清らかに咲く    山崎 昌男   

 ヤマボウシは一般にちょっと寂しい花と映っているよ
うですが、山で咲く風情が茶人たちに愛されてきたよう
です。

 漢字で「山法師」と書きますが、これは丸い花序(花)を
法師の坊主頭に、白い花弁のような苞片をその頭巾に見
立てたものです。

 実が食用になるため、山に生える桑という意味からヤマ
グワともいわれますが、同名のクワ科のヤマグワとは全
くの別種です。

 材は黄褐色で光沢があり、緻密で均質なため折れにくく
のみや鉋などの木部や木槌を作るのに利用されます。
 
 ミズキ科ヤマボウシ属
花言葉 友情
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花の見ごろ 6月中旬〜7月上旬
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