ツツジ の 種 類(出典及び画像:平凡社・大百科事典、朝日百科・植物の世界ほか)
 
 一般にツツジは落葉性のツツジ類と常緑性のシャクナゲ類に分けられますが、ツツジの分類の仕方は
様々で、ここでは平凡社・大百科事典の「ツツジ」の項によりました。
 
 〔野 性 種〕
  
クロフネツツジ
安土桃山時代から日本に来航 する外国船は黒船と呼ばれて いましたが、このツツジは1668 (寛文8)年に朝鮮から渡来した ためこの名がつけられました
 
ミツバツツジ
1個の花芽から2〜3個の花が 開くので花数が多く、賑やかに 咲きます
 
フジツツジ
フジの名は花の色からと云わ れますが、日のよく当たるとこ ろでは藤色というよりは美しい ピンク色に見えることがありま す
 
サキシマツツジ
沖縄の石垣島や西表島の川岸 や林縁に生え、直径5〜6pの大 きな花をつけます
 
 {園 芸 種}

  栽培が容易であるため庭園用、鉢植え用として広く利用されており、現在2000種以上にもなると言われ
 ます。

  主な園芸品種

   キリシマ・・・・・・・・・原種はヤマツツジ
   クルメツツジ・・・・・キリシマとサタツツジの交配種
   ヒラドツツジ・・・・ケラマツツジを母体にモチツツジ、キシツツジ、リュウキュウツツジが自然交配し
                    て出来たもの
   リュウキュウツツジ・・・・・キシツツジとモチツツジの交配種
   サツキ(園芸種)・・・西日本に野生しているサツキとマルバサツキの交配によるもので、多くの園芸品種
                    があります
   アザレア(ベルジアン・アザレア)・・・タイワンヤマツツジを母体に品種改良され、温室で促成開花させ
                    る鉢用のツツジ
   エクスバリー・アザレア・・・日本産のレンゲツツジと中国産のシナレンゲツツジなどの交配種   
  

<神楽>
クルメツツジの一品種。丸い 花弁、多花性でこのグループ の特徴である明るい花色です <日の出霧島> 江戸で品種改良、発達したキ リシマの代表

 


<春のひびき>
日本で改良されたベルジアン・ アザレアの一種
<若鷺>
キシツツジの品種で江戸時 代には「ひとしお」と呼ばれて いました

 
<上の山麒麟>
サツキの一品種で枝変りに よっていろんな色の花が咲き 混じります
<峰の松風>
モチツツジの園芸品種は少 ないのですが、このほか<関 寺><胡蝶揃い)など特徴的な 品種があります

<曙>
街路などによく栽培されるヒ ラドツツジの一品種(大紫)の 枝変り
<マリオン・メリーマン>
ツツジには数少ない黄色花の 落葉性ツツジの園芸品種

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