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ふるさとの山くれなゐに谷空木 高橋 梓
タニウツギは花の色が美しく古くから観賞用に庭や公園などに
植えられ、江戸時代に貝原益軒によって著された[大和本草]には
「空木(うつぎ)・・・・・又谷空木あり、木は空木の如く
葉は苧に似て 花淡紅なり」(十二)
とあります。
タニウツギの名は"谷間に多い空木"の意味ですが、空木とは幹
の髄が中空になる木のことです。
空木(うつぎ)にはスイカズラ科のタニウツギ、ヤブウツギ、ハ
コネウツギ、ニシキウツギなどと、まったく別種のユキノシタ科
のウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギなどがあります。
(ユキノシタ科からアジサイ科を独立させてウツギをアジサイ科
とする分類もあります・・・参考サイト・クロンキストの植物分類表)
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