宗教改革とザビエル


 十六世紀のヨーロッパはローマ・カトリック教会の権威と支配がゆるぎ始めていましたが1517年ドイツのマルチンルターが教会批判の声をあげ、プロテスタント教会の成立によって改革運動は全ヨーロッパの広がりました。
 
 これに対してローマ教会も刷新運動に立ち上がり勢力回復を図り、ロヨラとザビエルはイエズス会(耶蘇会)を創立して東アジアの布教に乗り出してきました。
 貿易による利益を目的として、スペイン・ポルトガル両国はこうした動きを積極的に支持したため南蛮人とイエズス会の布教とが結びついてザビエルの来日となりました。

 インドからマラッカへと布教を続けてきたザビエルはそこでヤジローと呼ぶ青年に会い鹿児島に上陸しました。

ザビエル画像(神戸市立博物館蔵)


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