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日盛の風あふれゐる のうぜんの花
石原舟月
夏の強い日差しをものともせず、高木や壁にしがみついてはい上
がるノウゼンカズラは真夏の太陽のもとで元気に育ち、赤みの強
いオレンジの花を開きます。
ノウゼンカズラの原産地は中国大陸ですが、日本には平安時代前
期の9世紀にすでに渡来しており、乃宇世宇と呼ばれ観賞用だけで
なく薬用にも用いられました。
漢字では凌霄花と書きますが凌霄の音読み“リョウショウ”が
ノウセウ→ノウゼンと変わったようです。カズラはつる草のこと。 |
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