ムクロジ(自然公園の花と樹)


  
     無患子ムクロジの空あはあはと雲ゆけり 平山美代子  
           
 無患子は昔、神巫がその木でつくった棒で鬼を殺したの

で、鬼を追い払い患いを無くすと伝えられた〔植物名実

図考長編〕ことから名づけられたようです。子は種子の

意味です。

 無患子の果皮はサポニンを含み水を泡立てるので洗濯や、

洗髪に広く利用されてきました。種子は堅く羽根つきの

羽根の玉や数珠に使われています。

 金沢自然公園の無患子は小木ですが、紅葉したケヤキや

カエデの大木の中で黄葉し、堂々と自己主張していました。



ムクロジ科 ムクロジ属
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黄葉(11月中旬)、花(初夏)、実(晩秋)
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