日野富子の実像


 日野富子(1440〜96)は従来武家の政治に口をだ出し自己の蓄財に力を注ぎ、応仁の乱のきっかけを作った悪女とされてきました。
 
 しかし最近の研究では戦乱を収め、権威の傾いた室町幕府を立て直すために政治に関心のない夫に代わって活躍したことが後世になってゆがめられて伝えられたものであり戦国時代を懸命に生き抜いた孤独なその生涯が評価し直されてきています。



日野富子像(宝鏡寺蔵)

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