玉 音 放 送


 1945(昭和20)年8月15日正午、終戦を告げる天皇の
発表はラジオを通じて放送されました。
 前日天皇自ら終戦の詔書を朗読、録音が行なわれ
翌日いつもは夜間しか放送されない地方にもこの
放送のために特別に送電が行なわれました。
 涙で放送を聞いた人たちの中には「天皇に申し訳
ない」といって二重橋の前で土下座する人もいまし
たが目の前が急に明るくなるのを感じた人も少な
くなかったようです。
 歴史家の家永三郎氏は「玉音放送を聞いた時は驚
喜の念がわきあがるのを押さえきれず"祝杯をあげ
よう"といって岳父から叱られてしまった"と記し
ています(歴史読本/S31.7)
玉音放送を聞く人々(講談社・日本全史)

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