ガンダーラ美術


 
 インド北西部のプルシャプラ
(現ペシャーワル)を中心とする
ガンダーラ地方で紀元前後生ま
れた仏教美術で1〜4世紀にかけ
て仏教とヘレニズム文化が融合
して形成されました。
 仏教徒ははじめ仏像を人の形
で表現することをしなかったの
ですが、ギリシャ人の神像が人
の理想像で表現されるのを見て、
ギリシャ的手法で作り始めたの
で仏像もアポロン、アテネなど
の神像に似ているといわれます。
 この美術は中国の雲崗を経て
日本にも影響を与えました。

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ガンダーラ様式の仏像、3世紀・ガンダーラ地方
(ラホール美術館蔵)