日々是好日

 

 

 

 

◆H18,11月

 『半僧半俗』
そういう立場にあるらしい茶人の世界。
読んで字のごとく、半分僧侶で半分俗人ということだと理解しているのだけど・・いい?
 


なんと・・・私の生活に、似ているではないですかっ!
私は僧侶ではないけど住持する僧侶と結婚し、寺族(寺に住む家族)となり寺族得度をさせて頂いた半分僧侶?。

寺族の役目は住職の補佐と身の回りのお世話、お檀家さんと住職の中継ぎ役・・・つまり寺族は何時もお檀家さんの気持ちや価値観を把握し、住職に通訳する。
結果、住職の妻は完全なる僧侶でいてはいけないと思う。
俗社会の価値観を失ってはいけない立場なのだ。
半僧半俗の茶人そのものではないかっ!


数ある寺の数ある寺族たち・・・同じ立場にあっても同じ経験はなし。
いつも臨機応変に対処する機転を要する寺族生活の羅針盤は、他でもない
『茶道の世界』ではないかな。
茶の湯の修行を通じて寺族が直面するあらゆることの判断をする・・・間違いの無い生き方が出来そうな気がする。
私はそう信じる。

 

©tukico 笑風庵