はなおくらレポート
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日時 : |
2006年4月12日(水) 雨のち曇り |
目的地 : | 高取山と長田神社 |
目的 : | 新緑に映える三つ葉つつじ 歴史ある長田神社 |
アクセス: |
高速長田から 市バス17系統 藪中下車 |
藪中のバス停から飛龍寺を目標に急な坂道を登る。あちこちに桜の大木が目立つ。今年は桜の開花も遅れて、いまが満開。 途中、新緑の山の中に自生して愛らしく開花している三葉つつじを見つけて、足取りもはずんだ。 |
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高取神社 | |||||||||||||||||||||||||||||
高取山は、標高328メートル、市街地に近く手ごろな散歩コース。また、「こうべ花の名所50選」にも入っている。 高取山のいわれは、大昔、須磨や長田で大洪水があった。水が引いた後、松の木に蛸が8本の足をからませてとまっていた。この蛸を取って持ち帰ったことから、たこ取り山と呼ばれるようになり、後に高取山となった。 |
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みつばつつじ | |||||||||||||||||||||||||||||
飛龍寺の墓地の頂上から続いて高取山に入る小道がある。ここから三葉つつじの小道が始まる。 細い山道の両側の斜面には、淡いピンクから濃いピンクまで何色にも変化を見せながら、ぎっしりと自生した三つ葉つつじが、20メートルほど続いている。晴れた日には三葉つつじ越しに、市街地を見下ろせる。 |
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「高取神社本宮」と書かれた石碑より上を見ると、真っ赤な鳥居が連なっている。熱心な信仰がうかがえた。階段を登りきったところに、お社が祀られてあった。神戸市内が見渡せて素晴しい眺望だ。神戸のよさを知る一瞬でもある。 | |||||||||||||||||||||||||||||
高取神社はそんな所にあった。高取山にはたくさんの神社がある。そこから石段を上がると春日神社、さらに、荒れた山道に入ると荒熊神社はすぐだった。ここが山頂のベストスポットなのだろう、屋根つきのベンチが置かれていた。目の前に、西は淡路島から鳴門大橋の一部、東は西宮、神戸港、神戸空港やウイングスタジアム、三宮方面から西神戸が箱庭のように見える。 景色に見とれながら、お弁当を食べていたら、神戸空港に着陸する飛行機が海の上に現れた。私たちは何故か、子供のように喜んだ。 |
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ミモザ
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雪もち草 | |||||||||||||||||||||||||||||
散策を楽しみながら下山することになった。新緑に映える三葉つつじ、黄色のミモザ、赤い椿、めずらしい雪もち草などさまざまな草花、満開の桜などを見ながら、高取山の正面登山口に下りてきた。 少し疲れたので、麓の喫茶店で、美味しそうなケーキセットを注文し、休憩した。 |
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3時すぎ、高取山の南東に鎮座する長田神社まで歩いた。神社は「延喜式」神名帳に載るほど古く格式のある神社で1800年の歴史を持っている。明治以降は、官幣中社(国から供物が奉納される神社)となった。 現在は、商工業や産業の守護神で、市民から「長田さん」と親しまれている。 |
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官幣中社長田神社 | 御神木 | ||||||||||||||||||||||||||||
2月3日の節分祭では神の使いを務める7匹の鬼が、松明や太刀を振りかざす「追儺式」も有名である。また、年内行事も多くあり、その中でも、薪能は、有名である。私たちも神妙に本殿に手を合わせ楠宮稲荷社にまわった。稲荷社の回廊の奥にひときわ大きな木の幹が現れた。ご神木の大楠だ。幹周り約5メートル、高さ約30メートル、樹齢約800年といわれておりみるからに神々しいようすだった。赤エイの絵馬も多く下げられてあった。お札授け所では、赤鬼と青鬼のお守りもかわいくお土産に買った。
普段着の山と神社をまわる1日だった。 |
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長田神社前商店街 | |||||||||||||||||||||||||||||
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