はなおくらレポート

桜を訪ねて

日時  : 

2004年3月31日( 水 )  晴れ

目的地: 王子公園  青谷川沿い  桜のトンネル    五毛天神  護国神社
目的  : 灘区桜街道を散策
アクセス:

阪急王子公園

 前日の雨がすっかり晴れて絶好のお花見日和となりました。普段は水曜日が休園日となっている王子動物園が今日は開園されていると知り、早速行くこととなりました。
 入り口を入るとこの季節にふさわしいピンクの濃淡色のフラミンゴが賑やかに、私たちを迎えてくれました。
 近くに‘神戸のさくらの開花標準木‘があり、今年は平年より4日早い開花だそう。この木を筆頭に園内はいたるところさくらの木がありどれも8分咲き位だろうか、その下では家族ずれの楽しげな昼食の輪ができていました。
 園内には中国との共同研究中の2頭のパンダが大人気で、愛嬌をふりまいていました。また、1943年生まれの日本で1番年長の象の諏訪子と1番年下で今年生まれた小象も飼育されています。その他、2004年2月末現在155種類855点が飼育されているそうで、かわいらしい動物のしぐさに癒された。
 お昼前にはますます花が開きさくら満開に。2時間ほどでの動物園を後にしました。

標準木
 動物園の東側、青谷川沿いの桜並木も、川幅一杯に枝を張り、美しく咲き誇っていました。
 この並木と平行している歩道にもつぼみが少しふくらんだ桜並木があります。咲き始めは薄緑のウコン色から、満開時にはピンク色に変わる珍しい‘うこんのさくら’並木。もう少しすれば開花するのでしょう。素敵な並木になりそうで楽しみな場所。
 青谷川を北に進むと閑静な住宅地が続き、その先に摩耶ケーブル駅が現れました。
 ほんの少し東に行くと、眼下に神戸海が見えて、満開のさくらとひとつの景色になっています。南に下る坂道の両側に桜が立ち並び、さながらトンネルのようで、地元の人が‘さくらのトンネル’と呼んでいるのがうなづけます。春の息吹を感じながらゆっくり歩いてみたい、そんな気持ちになりました。
うこんみどり
うこんピンク
 さくらのトンネルを下ったところに五毛神社。正しくは、河内国魂神社(かわちくにたまじんじゃ)といい、五毛は古名を「ゴ麻生」(ごもう)とあるので、もとは摩耶山天上寺の油をとるためのゴマを作る土地であったようです。
 隣り合わせに海蔵寺がありました。古くは河内国魂神社の神宮寺でしたが、明治維新になって、神仏分離のため、海蔵寺として独立したそうです。
 そこから東に10分ほど歩いたところに護国神社があり、ここもまたさくらの名所。境内の桜には、提灯が吊るされ、夜桜の宴の場所が作られていました。
 さらに南に下って、都賀川沿いの桜を眺めました。桜の名所を何か所か訪れ、本当に古い木が多くあり、歴史のある神戸の建物が昔から神戸の街を見下ろしてきたのだと、改めて不思議な気持ちになりました。
海蔵寺
護国神社
五毛神社