はなおくらレポート

緑地公園できな粉つくり 

日時  : 

2008年7月2日 (水) 晴れ

目的地 : 豊中緑地公園
目的  : きなこ作り体験と日本民家集落博物館
アクセス:

地下鉄御堂筋線緑地公園駅

梅雨時なので何か体験出来る事と思い石臼でのきな粉引きにいってみた。
予想に反して暑い程の天気だった。

緑地公園駅西口から少し行くと公園がある。きれいに整備された公園で花壇にはこの時期の花が暑さにめげず咲いていた。花を見ながら1kmほど歩くと日本民家集落博物館に着く。

大豆を入れて石臼を回すと下からきな粉が出てくる
石臼体験も出来る。
河内布施の長屋門で入場料500円を払って入った。きな粉作りを体験したい旨を伝えると、大豆一袋90g付き体験料100円。
門をくぐって右手に行くと石臼の置いてある小屋のようなところに案内される。ワクワクしながら、説明を聞いて体験が始まった。

平日のためインストラクターはいなかったが、受付の方に教えられたようにやっていると、公園管理らしい方が通りかかり、大豆の皮はむいた方がきめ細かくなること、少しずつ入れて丹念に擂ることなど丁寧に教えてくださった
石臼は直径40cmほどであまり大きくは感じないのだが、回してみると最初はバリバリと大豆の砕ける音がし、やがてゴロゴロと石の擦れ合う音がした。
意外に重く腕や腰がだるくなり日頃の運動不足を知らされると共に、私たちの親の年代までの人たちの生活の大変さを実感した。2人で一袋の大豆を擂るのに40分程かかった。それでも摺りたての香ばしいかおりに疲れも少しは和らいだ。

堺の木の風車(昭和4年頃)

昔の暮らしは大変だった半面できたてを食べるという、今の私たちにはできない今と違う贅沢があったのを知った気がした。
後日、わらび餅にまぶして食べた。市販のものと違い、プツプツとした歯ごたえがあり美味しかった。

ちょうど昼になったので一度外に出て近くのレストランで食事にした。
1時間ほど休憩し、再び博物館へ。
今度は古民家を見て回る。
中には各地から移築された12の古民家が点在。いずれも江戸時代に建築され昭和30年代まで生活を営んでおられたものだそうだ。どの家にも囲炉裏があり、かまども家の中にあり木を燃やすことにより保温したり、虫除けしたり、家を丈夫にしたりといろいろな知恵が働いていたようだ。
1時間ほどで見て帰路に着く。

昔の暮らしに浸った一日だった。

大和十津川の民家と蔵
かまどに火を入れる
小豆島の農村歌舞伎舞台

日本民家集落博物館