はなおくらレポート

          

ハット神戸

日時  : 

2005年3月2日 ( 水 ) くもり

目的地: ハット神戸
目的  : 神戸の新しい街と防災センターを見る
アクセス:

阪神岩屋

 岩屋駅から南へ10分ほど歩くと、ハット神戸に着く。
ここは、中央区の東部と灘区の西部の海沿いに位置する。神戸製鋼所脇の浜・岩屋工場、川崎製鉄所葺合工場の跡地で、阪神淡路大震災後、被災者のための復興住宅や震災関連の機関、また保健福祉に関する機関、病院、美術館、学校等さまざまな建物が創られ新しい神戸の副都心となっている。
 HAT神戸とは、一般募集してつけられた名前で、ハッピー(Happy)アクティブ(Active)タウン(Town)の頭文字を組み合わせたものだそうだ。
 まず第一番目に「兵庫県立近代美術館」へ。
館蔵版画、コレクション展?(震災復興支援ポスター原画展)、グループ〈位〉展、近現代の洋画と日本画、金山平三記念、小磯良平記念等を1時間程鑑賞する。
平日のせいか観客も少なく落ち着いてゆっくり見ることができ、特別展でなくても時には出かけてもよい所だと感じた。
美術館とポスター
 11時半になり少し早めのお昼に館内のレストランへ。
 窓際の海のよく見える席で評判のカレーとコーヒーをゆっくり味わう。

 海岸沿いの散歩道「ハーバーウォーク」を西に歩いた。新しい高層の建物群を見上げると私たちが住んでいる旧い町とは、かなり違った感じを受けるが未来への希望をも見せてくれている気がした。

ハーバーウォーク
 続いて「IHDセンター」を訪れた。ここは世界で2番目に出来た「世界保健機関健康開発総合研究センター」(WHO神戸センター)などが中心となっている。
2004年5月26日〜6月4日迄、世界禁煙デーの会議が開催された。毎年5月31日の「世界禁煙デー」は、この時WHOが定めたのである。詳しい活動内容は予約すると見学できるそうだ。
  WHOのエンブレムは、国連のエンブレムの中央にギリシャ神話の医術の守護神アスクレピオスが持つ1匹のヘビが絡み付いている杖カドゥケウスがデザインされている。
 WHOの隣には「JICA」(ジャイカ)がある。
1階には日本が協力援助しているアフリカやアジア各国の民族色豊かな民芸品が展示されていたり、ビデオで紹介されたりしていた。自分が何かできると思えば、参加し行動できる資料がある「JICA」」はもっとアピールしてもよいのでは。
国連のエンブレム
 阪神淡路大震災後10年が過ぎ、神戸市民として忘れてはならない震災を再認識するために、「人と防災未来センター」へ行った。ここは「防災未来館」と「ひと未来館」がある。わたしたちは「防災未来館」へ。
 まず案内されたのは「1、17シアター」。10年前のあの恐ろしい出来事が迫力ある大型映像と大音響で体感できるようになっていた。他都市から来られた見学者は実に良い勉強になるだろう。が、わたしたち経験者には、なんとも辛く胸が苦しくなるような10分間であった。
右からIHDセンター、JICA,
人と防災未来センター
 シアターを出て、壊れた街並みを模型で再現されたところを通り「大震災ホール」へ。
ここでも震災から復旧・復興へと至る町と人の姿を映像で見せてくれた。案内はここまでで、後は記録の展示やワークショップ、情報サイト、資料室。また、震災を語り継ぐコーナーではボランティアの方がビデオで伝えたり、自らの体験を語ってくれたりした。
 いざという時、助けを呼ぶために「いつも笛を身につけているように」とも語っておられた。
防災用のふえ
 3時を過ぎたので、震災復興住宅のあたりを小雨の中、
歩いて約20分で三ノ宮に着いた。
復興住宅群
今日は防災について再確認をした1日でした。
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