はなおくらレポート

はらたにえん

 原谷苑

日時  : 

2007年4月13日(金)晴れ

目的地 : 嵐山 原谷苑(北区北山原谷)
目的  : この時期限定の枝垂れ桜の庭園を見る
トロッコ列車に乗る
アクセス:

観光バスツアー

今回はちょっと遠出して桜を見る事になった。
神戸に桜の名所は数々あり、京都にももちろん桜の名所は多いけれども、この時期だけに公開される個人所有のお庭を拝見できるバスツアーがあったので参加した。
いつもよりかなり早い集合時間で、8時に三宮を出発、谷上方面を回って京都府亀岡市に向かった。
トロッコ亀岡駅はのどかな田園地帯にあり、信楽焼きの狸が迎えてくれた。
トロッコ列車は単線で保津川沿いの岩場を走る。いくつものトンネルをくぐり抜けながら、はじめは左側に後半は右側に、保津川下りを楽しむ人や、桜咲く新緑の山が絵のように美しかった。
トロッコ列車 竹林

トロッコ嵐山駅まで約25分間の旅。トロッコ嵐山駅で降りて大河内山荘の近くの竹林を通り抜け、野宮神社や天龍寺の前を通り桂川、渡月橋のたもとにあるレストランまで徒歩で約30分。ここで京都らしい湯葉料理の昼食を堪能した。

出発までの自由時間が1時間ほどあったので、天龍寺に行く。世界文化遺産の庭園は、有名な石庭、新緑やみつばつつじが映える池、百花に咲く花々等すばらしかった。
天龍寺山門 曹源池庭園より書院をのぞむ 
私たちと同じ時間帯に、中国の恩家宝首相がこの嵐山に来られていた。桂川近くの亀山公園にある周恩来碑や、立命館大学を訪れるそうだ。
その警備等の都合で交通規制に遭ったり、遠回りをしながら金閣寺の駐車場に到着。そこからは、道幅が狭くなるのでマイクロバスに乗り換えてから約5分で原谷苑に着いた。
苑内は一面ピンクでおおわれたさくらの園だった。
ひとくちにピンクと言っても、こんなに種類があったのかと驚いた。木の下に入って見上げると空が見えないくらいびっしりと花がついていて、大きなピンクの傘をかぶったようだった。しばらくは写真を撮るのも忘れるくらい感動的な景色だった。
今年は天候不順のため桜の開花は予想しづらく、花の状態を心配していたこともすっかり忘れる程。
今、真っ盛りの紅しだれ桜は樹齢およそ50年、百数十本もある。その他、4月上旬から下旬まで約300本の様々な種類の桜が楽しめる。雪やなぎや木瓜(ぼけ)などの低い木々も隙間を埋めるように見事な色合いをみせてくれた。
小高い丘の上の茶店で甘酒を飲みながら休憩していると、ふたりの舞妓さんの姿が見えた。桜のもとの舞妓さんはまた格別の趣があり、かわいらしく微笑む姿に、思わずシャッターを切る。みやげ物店に立ち寄ってから帰路についた。
三宮に着いたのは午後8時。
満開の桜に囲まれて日本人のしあわせを心から感じた一日だった。
御衣黄緑桜
しゃくなげ

天龍寺百花苑の花たち

山桃
庭桜 丁字桜
原谷苑までのルート
  1. JR京都駅よりタクシーで原谷苑まで ……約30分

  2. JR京都駅より地下鉄北大路駅まで  ……約13分
    北大路駅よりタクシーで原谷苑まで  ……約10分

  3. 阪急烏丸駅よりタクシーで原谷苑まで ……約25分

  4. 京阪出町柳駅よりタクシーで原谷苑まで……約25分

  5. 金閣寺よりタクシーで原谷苑まで   ……約25分
トロッコ亀岡⇒嵐山・・・600円

天龍寺庭園参拝料・・・・500円

寺院参拝料 別途・・・100円

原谷苑入苑料 ・・・・・1200円

ホームへ