はなおくらレポート

神戸空港・神戸花鳥園

日時 : 2006年 3月 15日 (水)はれ  
目的地: 神戸空港 神戸花鳥園
目的 : 神戸空港見学 ユビキタス体験 花鳥園見学
アクセス:

神戸ポートライナー「神戸空港駅」

 三宮からポートライナーの快速に乗り神戸空港駅に10時前に着く。改札口を出て左手の連絡通路を渡ると、そこはもう空港ターミナルの2階。目の前に出発ロビーがあった。

 空港のユビキタス実証実験(ユビキタス・コミューター=UC、携帯端末)の利用体験ができると聞き、モニターとなるために、予め電話で申し込んでおく。スカイマークチェックインカウンターの裏で説明を受け、UCを受け取って空港見学へ。

 2階は航空各社のチェックインカウンターが並び、周りには神戸みやげなどのお店があって賑やか。全体が吹き抜けになっている。出発ロビーになっている中ほどは、人が少ない時は広くてがらんとしている。ベンチが西の壁際にしかないのが不思議。
2階 ロビー
 3階はレストラン街で、中央の階段を上がると屋上。 滑走路に続く海と、左手は大阪方面、右手には明石海峡大橋から神戸市内、六甲の山並みをぐるりと見渡せる。よく晴れた日には関西空港も見えるようだ。
 ちょうど出発するところだったJALの旅客機を見送る。ほどなく明石海峡大橋の方から、着陸機が神戸空港に向かって進入してきた。
 夜に神戸空港に到着した人の話では、明石方面から神戸にかけて、ひかり輝く宝石をばら撒いた中に舞い降りるかのような錯覚にとらわれて、その美しさに感動したそうだ。

 UCは、携帯電話の2〜3倍の大きさで、ずっしりと重みがある。壁面にある数ヶ所のマークにUCを当てると、その場所の説明の音声が聞こえる。また液晶画面に指を当てると案内地図や色々な情報が得られる。1時間半のモニター体験を終えてアンケートに答え、UCを返却。

UCパネル
 ユビキタスとは、ラテン語の「偏在」「いつでも、どこでも存在する」という意味。国家プロジェクトで、2002年から始まり、2010年には超小型ICチップの開発で、どこに居ても、いつでもネットにつながり、さまざまな通信サービスが利用できるようになるというもの。
 UCに対しての私たちの感想:イヤホンがなかったので雑踏の中では音声が聞きづらく、液晶のタッチパネルの操作も難しい。

 今は見物客も多いせいか、お昼時にはレストランの入り口に、あっという間に行列ができる。ここでの昼食を諦めて、ちょうどこの日から開園された「神戸花鳥園」へ向かうことにする。花鳥園まで歩けるのか、駐車場の整理員に訊くと、「実際に歩いたことはないが、15分ぐらいで歩けるだろう」と言うので、ポートアイランドとの連絡橋「神戸スカイブリッジ」を歩いて渡る。しかし、建物から橋の袂まででも遠かった。結局渡り切るまでに40分以上かかってしまう。普段は車で通り過ぎる連絡橋も歩いてみると、コンテナバースや貨物船の出入りなども間近に見ることができ、よい体験となった。

神戸スカイブリッジ
 ポートアイランド南駅のすぐ近くに、大きなガラス張りの「神戸花鳥園」がある。
 入り口になっている長屋門をくぐると、池があり、温帯に住む人なつこいケープペンギンが出迎えてくれる。建物の中は温室特有の[ムーッ」とした感じはなく、今までに見た動植物園のイメージとは違っていた。ここはフラワーロビーと呼ばれ、高い天井から吊り下げられた鉢から美しい色の大きな花、ハンギングタイプの球根ベゴニアが垂れ下がり、それが何列も規則正しくならんで、まるでお祭りの飾りつけのよう。
 園の中の中華バイキングで、ゆっくり休憩しながら少し遅い昼食を済ませた。隣接するお土産物売り場には、ふくろうの置物などがたくさん売られていた。
フラワーロビー
 食事の後、最初に入った部屋は、全体が大きな池になっており、中央にこんもりとした陸が作ってある。ここは白鳥やフラミンゴ等、水鳥や、鶏の仲間のエリアとなっているようだ。水の中を泳いだり、飛び回ったり大きな羽をバタバタしたり、のびやかに動いていた。
 天井から垂れ下がるフクシアの花の下を通り抜けて、インコの仲間など比較的大きな鳥がいるエリアに入った。大小のインコは飼育員の腕に乗って、啼いたり羽ばたいたりしていた。かわいい姿に手を出すと、私たちの手にも乗った。
ハンギングタイプのベゴニアとフクシア
 きれいな色の大きなくちばしがユーモラスでかわいいオオハシは、おとなしくて動きもとても可愛かった。最後のエリアでは、色々な種類のふくろうが飛び交っていた。不思議な光景だが、ふくろうの飛行調教ショーが行われていた。子どもの時から昼間に活動するように育てられたので、昼間も飛べるそうだ。
3時過ぎ、最初の池でペンギンの餌やり体験。
少し遅れて行ったので満腹だったのか、あまり食べなかった。ほとんどのペンギンに、名前が付いている。
続いて熱帯性の水生植物を育てるための大きな池がある。水温は24度に保たれているそうだ。
熱帯性の睡蓮が美しく咲いていた。とりわけ、青い睡蓮は目を引いた。小さな熱帯魚も飼育されており、蚊の対策となっているようだが、花と魚を同時に楽しめる。
 鳥たちは、概ね種類ごとに部屋で区切られている。各部屋のドアーを通り抜ける時は、消毒液が浸されたマットがあり、靴で踏んで通る仕掛けになっている。ドアーのそばには、消毒用液と、手洗い場が設けてあった。鳥インフルエンザや、清潔を保つための対策も、きっちりされているようだ。

 新しい神戸の観光地めぐりの1日だった。

神戸空港

  ポートライナー三宮→神戸空港

   快速乗車にて 16分 320円

神戸花鳥園

   大人 (中学生以上)  1,500円

   小人 (小学生)     700円

       その他各種割引あり

    開園時間  9:30〜17:30

     年中無休