はなおくらレポート

摩耶山

日時 : 2013年7月17日(水)晴れ時々曇り
目的地: 摩耶山
目的 : あじさいを見る
アクセス: 阪急電鉄「王子公園」駅
ケーブルからの街並
10:00  阪急王子公園駅から、最近運行されるようになった「坂バス」(みなと観光運営のJR灘駅から摩耶ケーブル下を通り、灘駅へ戻る小型の循環バス)に王子公園口から乗り、急な登り坂を10分でまやケーブル駅へ。そこからケーブルで「虹の駅」へ。続いてロープウエーに乗り換えて山上「星の駅」へ。「まやビューライン」と名付けられたこのコースは古くから運行されていたが、今年3月にリニューアルされ景色がよく見えるように工夫されているとの話だった。
この日は少し雲が多かったが市街地や海が眼下によく見えて、ずいぶん高い所に来たんだなあと感じる。街中では30度程の気温も虹の駅で26度、星の駅では24度とずいぶん涼しい。星の駅を降りると日本三大夜景のひとつと言われている掬星台(きくせいだい)に出る。

市街地ではアジサイはすっかり終わっているが摩耶山上ではまだまだ見ごろで楽しむことが出来た。「六甲ブルー」と言われる小ぶりの可憐な花の球は行く先々で迎えてくれる。

10:40 掬星台を通り抜けて、「摩耶自然観察園・まやもりん」へ。メインゲートからあじさい池までは 湿地帯の樹木や草花が植栽されている。
園路を通って池内のデッキまで人に出会うこともなくゆっくり散策することができた。あじさい池ではモリアオガエルの卵の下の浅瀬には無数の小さいオタマジャクシが元気よく泳いでいる。これから成長し、夏には大合唱を聞かせてくれることだろう。
あじさい池
ナツツバキ
また池ではコウホネが黄色い花を咲かせ散策路にはナツツバキも白い花を咲かせていた。
出口近くに「産湯の井」と札の立てられた小さな泉があった。昔、里人がこの水を竹の筒に入れて持ち帰り赤ちゃんの産湯に使ったのでこの名があるそうだ。

アジサイの花を見ながら、道なりに歩いていくと「子供の丘」に出る。滑り台や、簡単なアスレチックがあった。

ピンクの美しい花が咲いた大きな木を見つけた。ネムノキだ。花を触ってみるとサッと閉じた。眠ったのか。
産湯の井
ネムノキ
12:00 昼食は「オテルド摩耶」で。海の見える見晴らしの良いレストランで気持ち良くランチ。
前 菜
3:00 天上寺へ

このお寺は開山1500年にもなる古刹だそうだ。
山門をくぐってすぐ左手にインドから贈られた美しい摩耶夫人像がまつられており、神戸の人にとっては女人高野、安産のお寺としても親しまれている。
元の寺は、1976年1月30日深夜、放火によって全焼したが史跡公園として残されている。現在は車で山門まで行ける所に再建され、美しく明るい寺の姿をよみがえらせている。
山門から本堂までの階段横の植え込みにも、ナツツバキが咲いている。毎年8月8〜9日には、1日で46,000回お参りしたと等しい功徳とご利益があるとされている四万六千日法要(しまんろくせんにちほうよう)が行われ賑わっている。
今回は普通にお参りしたのち、お堂の中の「四国霊場八十八箇所お砂踏み」をして、清々しい気持ちで下山した。

天上寺
摩耶夫人像 ちょっとした納涼を味わった1日だった。