はなおくらレポート

万博記念公園で梅を観る

日時 : 2013年3月5日(土)曇り時々雪
目的地: 万博記念公園
目的 : 季節の梅・椿の観賞
アクセス: 阪急電鉄「十三」→阪急京都線「淡路」
→阪急千里線「山田」
→大阪モノレール「万博記念公園」
何年に一度という寒い冬も一段落して、二日前に春一番が吹いたというニュースを聞いた。もう少し暖かいかと予想して出かけたのだが、風は冷たく、雪もちらつき、日差しは時々しか照らないという厳しいなか、綺麗な花を観てきた。
いつもより少し早めの9時半に三宮に集合、阪急電車を三回乗り継いだ後、モノレールに乗って万博記念公園に約1時間10分で到着。

中央口を入ると「太陽の広場」、モノレールの中からも見えていたあの「太陽の塔」が真正面にそびえていた。なんだか久しぶりに会う従妹のような気持ちになった。ちょうど、幼稚園の遠足らしい子供たちが記念写真を撮っていた。

太陽の塔・正面と背面
ビオラが美しく咲いているこの広場の横を通り、左手寄りに進んで行くと自然の小径やせせらぎの間を抜けて目的の梅林に。圧倒されそうなくらい梅ノ木が植えられていて、ほとんどが古木と言っていいような風格を備えていた。
それぞれ白から、薄いピンク、濃いピンク、珍しいうす黄緑まで一口に梅と言ってもさまざまな色があり、それぞれ可愛らしい花が優しく咲いていた。
しだれ梅は満開までには少し早かったが咲いたら、さぞや見事な美しさだろうと思われた。この梅林には126品種、約600本植えられているそうだ。
梅の花を満喫した後、「日本庭園」に向かう。途中の「日本庭園前ゲート」で再び入場券を見せて正門を入った。日本庭園全体のジオラマが展示されて、係りの人が説明をしていた。
「こい池」では大きな鯉が、「はす池」では水を切られた蓮の株が来たるべき時を待っていた。
そばの「はす庵」で和定食を注文し少し早めの昼食とした。暖かい部屋で少し体も温まりほっとした。
食後再び日本庭園内の散策を始めた。途中、いくつかの池が見えた。茶室「千里庵」の南側に、今度はこじんまりとした梅林があった。ここでも、何種類かの美しい梅が咲いていた。

竹林」を通り抜け、更に進むと「迎賓館」。ゆったりとした佇まいだったが、中に入れないのは残念だった。前庭には美しい池があった。公園のあちらこちらでは、賑やかな山茶花、清楚な椿、艶やかな蝋梅、可愛いまんさく等この季節ならではの花もたくさん見られ、相変わらずの寒さに震えながら、出口に向かう。

途中、万博が開かれていた時パビリオンがあった事を示す小さな立て札等が見られ、ここは確かに、万博が開かれていた場所なのだと確認できた。

40年以上前のあの賑わいはなく、園内の観客もカメラやスケッチブックを持った私たち世代がほとんどという感じだった。

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