はなおくらレポート

甲山から甲陽園

日時 : 2012年10月24日(水) 晴れ  
目的地: 鷲林寺(じゅうりんじ) 神呪寺(かんのうじ) 甲山周辺
目的 : 秋の風に吹かれながら歴史を感じる
アクセス: 阪急電鉄「夙川」
鷲林寺へ
秋晴れの下、甲山から西宮市甲陽園あたりを歩く。
10時、阪急夙川駅を出発。駅前から鷲林寺までのバスが出ているが、バスの時間も少しあったのでタクシーに乗る。およそ15分で2千円あまりだった。道は舗装されているが、かなりの登り坂できつそう。それでも元気な中高年のグループはハイキングをしている様子だった。
山の頂上の木立の中に天長10年、弘法大師が創建されたという鷲林寺(じゅうりんじ)が静かにたたずんでいる。ご本尊の十一面観世音菩薩が鎮座され、私たちも間近に拝することができた。非常に美しく、感激した。境内から見える景色も素晴らしく紅葉の季節は多くの人で賑わうそうだ。
鷲林寺本堂
シトー会修道院
鷲林寺の内部
11時、下りは歩くことに。少し歩くとシトー会西宮の聖母修道院がある。見学はさせてもらえなかったが、手作りのクッキーやみかんジャム、小物などを少しずつ、年配のシスターが販売していた。私達も少し購入し、修道院を後にする。
神呪寺へ
甲山を目指して東へ歩く。乗馬クラブの横を通り過ぎると右手に大きな池が見えてくる。北山貯水池だ。春には桜が見られるようだ。もう少し歩くと、神呪寺(かんのうじ)。
バス道を挟んで下の仁王門から100段以上の階段を上ると立派な線香立てと、見慣れない木彫りの賽銭箱が見えた。「甲山お大師さん」と親しまれている。
神呪寺と仁王門
アンネのバラの教会へ
ここまでおよそ1時間、大きなバス道で平らなこともあり、まずまずの足取りだ。
12時、仁王門そばのバス停近くにある売店の方に教えてもらって、アンネのバラの教会へ。
ここからは住宅が建ち並び道もきつい下りとなる。元気な小学生たちがその急坂を駆け上がってくるのを見て自分たちの年齢を実感させられた気がした。
それでも甲陽園の高級住宅街を楽しみながらゆっくり歩く。バラの教会から駅までは近かったので、先に休憩を兼ねて駅近くの炭火焼の店で昼食。
炭火焼の店
2時、アンネのバラの教会へ。
アンネの日記で知られるアンネ・フランクの生誕50周年を記念して創設された教会で資料館が併設されているが、予約なしでは見学できないので庭だけをみる。教会入り口にはバラ園があり、アンネの像を取り囲むように、たくさんのバラが植えられていた。
アンネのバラは、ベルギーの園芸家が品種改良したバラで、蕾は赤く、開花すると黄色がかったオレンジ、ピンク、赤と色が変わる珍しい品種。アンネの父オットー氏によって贈られたものだそうだ。
アンネのバラの教会
盛りは過ぎていたが、それでもまだ綺麗な花を咲かせ、疲れた体を和ませてくれた。
再び駅に戻り、お茶をして帰路につく。
アンネの像とバラ
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