はなおくらレポート

淡路のお香作り体験

日時 : 2010年9月1日 (水)晴れ  
目的地 : 淡路市多賀「薫寿堂
目的  : お香作りの体験 
夏の終わりの淡路島を歩く
アクセス: 高速バス、ジェノバライン
暑い中淡路島でのお香作り体験に出かける
三ノ宮8時45分発「高田屋嘉兵衛公園」行きの高速神姫バスで淡路島に向かった。空を覆っていた薄雲も舞子に着く頃には晴れてすっきりと青空がひろがり、明石海峡大橋を渡るときは海の色は碧く穏やかだった。たった10分ほどで、アッと言う間に橋を渡り切り、島内を走り始めた。右手に海が見え隠れしたり、畑の間を通ったりしながら三ノ宮から1時間5分で「郡家」に到着。
お香作り体験
徒歩10分で線香製造会社「薫寿堂」に着く。このあたりは今は淡路市に合併されているが以前は一宮町といい、線香生産高は日本一の町として知られている。工場の近くに来ると、お線香の優しい香りがしてきた。工場の中では、ほとんど手作業でたくさんのお線香が作られていた。
原料の椨(たぶ)の木 原料に水を入れて練る 麺棒で薄く延ばす     型で抜いて厚紙の上で乾燥
テーブルにはお香作り体験の用意がされていた。説明を受けた後すぐにお線香を作り始めた。まず原料をピンク、黄、青の三色から選ぶ。原料は椨(たぶ)の木の皮を粉にしたものだそうだ。それを乳鉢に入れ水を入れて煉っていくと、最初三色とも同じ色だったのにだんだんとそれぞれの色に変わっていく。
コーン型と出来上がり
そこに好きな香料を混ぜ込み、麺棒で薄く延していった。  いろんな型で抜いて(クッキーの抜き型を想像すればよい)段ボール紙に重ならないように並べた。上にも厚紙を置き輪ゴムでしっかり止める。残りをまとめてコーン型の道具でコーン形を作る。現地でするのはここまでで小一時間。これを持ち帰り厚紙に挟んだまま4,5日乾燥させて出来上がり。火を点けてお香として使えるそうだ。
伊弉諾神宮へ
11時30分ごろ群家バス停に戻りタクシー乗り場へ。同じ「多賀」という地域にあって、国生み神話で知られる伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)まで5分。ここは古事記や日本書紀に国生みなどの神功を終えたいざなぎ大神が天照大神に後事を移譲してこの多賀の地で余生を過ごしたと記されている。
ご神木 
その居住地跡に建立されたのがこの神社といわれ由緒深いそうだ。さすが歴史のある神社。古い大きな木がたくさんあり、なかでも夫婦大楠(めおとのおおくす)は御神木として信仰されている。立派な社殿では巫女が神楽を舞っていた。30分ほどで参拝と見学を済ませ休憩所で一休み。ここの方から普通松葉は2本にわかれているがここのは3本だったり4本で真ん中の2本が短かったりと珍しいのだと教えられた。境内にはお土産物も売っていて神話にまつわるものなども売られていた。
3本の松葉
       食事

そこから再びバスに乗り産直市場「赤い屋根」へ。ここで淡路名産の昼食を予定していたのだがあいにく休みだったので隣の「たこせんべいの里」へ。淡路の海で採れるタコを使って色々なせんべいを作っている工場でおみやげとして数多く販売されている。ここで教えてもらったすし屋にもたどりつけず、しかたなくコンビニにいくと駐車場にいた方が親切にうどん屋まで送ってあげるという。お言葉に甘えてやっと昼食に。食事の後帰路に着く方法を店の方に聞いていると、2時も過ぎお客も私達で最後だったせいもあり、またまた車で津名港バスターミナルまで送っていただけることに。そこから岩屋まで路線バスでおよそ30分くらいだっただろうか。

       帰路

岩屋から明石まで高速船ジェノバラインが出ている。船に乗り明石海峡大橋の下を通り13分で明石に着いた。「魚の棚」で夕餉の食材を買って帰路に着いた。
淡路島は公共の乗り物がバスだけなのでやはり車でないと・・・と思った。
それでもお香作りの体験も出来たし、何より淡路の方の親切に触れることが出来た1日だった。

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