去勢手術・避妊手術について

私達と暮らしている犬や猫は、生後6ヶ月以降から発情期が来るたびに異性が気になり、求愛したいという本能が出てきます。しかし人に飼われている為、自然のままに求愛することができず我慢を強いられることもたくさんあると思います。手術をするということは・・・、

@「自分が雄または雌である」という事を意識せずに済むので、本能を抑える必要がなくなり発情期のストレスから解放されます。

Aストレスが減るので飼い主さんと今まで以上に良い関係を築くことができます。

B生殖器系の病気の予防ができます。(手術をした子の方が手術をしていない子よりも長生きするとも言われています。)


  去勢・避妊手術をおすすめする理由

去勢手術・避妊手術をする理由の多くは「マーキングをさせないため」や「望まれない子供を増やさないため」など人間側の都合で決めることも多くあると思いますが、去勢・避妊手術にはペットの健康面から見てもたくさんのメリットがあります。

去勢手術
○性格が穏やかになり、マウンティング、マーキング、スプレー行動などを抑えられる可能性が高くなります。(効果は個体差があるので必ずではありません。)
○精巣や肛門周辺の腫瘍・前立腺の病気などの予防ができます。

避妊手術
○生理がなくなるので出血や雄が寄ってくる煩わしさ、発情時の鳴き声を抑えることができます。
○卵巣や子宮の病気、乳腺腫瘍の予防ができます。
※特に犬の乳腺腫瘍に関しては、1回目の発情後で90%台、2回目の発情後で70%台の高確率で予防することができます。)

※避妊手術の一番のメリット※
例えばペットの調子が悪く受診した場合、その子が避妊手術済みの雌であれば、生殖器系の病気の可能性を考えずに済む分、病気の原因を探しやすくなり的確な治療ができます。

子宮蓄膿症や乳腺腫瘍は年齢が上がるごとに発生率が高くなりますが、逆に言えば、早期に避妊手術をしていれば発症率はぐんと低くなるのです。飼い主さんの意思によって予防できる病気で大切なペットを亡くしてしまうほど悲しいことはありません。当院では繁殖の予定がなければ早めの手術をおすすめします。



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