イシモチ
　初夏から晩秋にかけて砂浜の夜釣りで狙う。潮が濁れば日中でも数がまとまります。海底が砂の所で、夜釣りでは波打ち際近くで釣れることがあります。

アイナメ
　アイナメはイソメや甲殻類、小魚などを自分の射程内に入ってくるとすばやく食べる。動く餌に反応するため、餌が水中でゆらゆらと動くような工夫があるとアタリが出やすくなります。

カレイ
　シーズンは冬が中心で、このころになると岸近くにやってくる。カレイは砂の中に体を隠してエサが接近してくるのを待っている。このため、海底は砂〜泥の場所がいい。エサを発見すると、まず体でエサを押さえてからおもむろに食べ出す習性があると言われています。

ヒラメ
　ヒラメは生きたイワシなどをエサに使う。イワシが弱らないようにし、海底でも泳ぐように刺すのがコツである。弱ったエサは食いが落ちる。
　ヒラメはアタリがあったら早くアワセることは禁物。じっくりと食わせてからアワセるのであります。

キス
　初夏になると一斉に浅場で釣れはじめるため、各地の投げ釣りで狙う人が多くなる。初冬までコンスタントに釣れるが、水温の下がる冬場は水深20〜30mの深みに落ちる。
　投げ釣りでのコツは、沖一杯に投げたら、ゆっくりと仕掛けを引いてくる方法が一般的です。

ハゼ
　河口から、潮の影響を受ける汽水域に生息。底が泥になったような場所を好み、ゴカイ類、小魚などを食べている。産卵は冬、6月下旬ころには5〜6cmに成長し、浅場や汽水域に群れをなしいる。本格的なシーズンは8月頃からで、この時期は河口から、川を昇ってきている。大きな群れでいるから、1尾釣れれば次々と釣れる。

クロダイ
　防波堤の壁すれすれに餌を落としていく、落とし込み釣りも人気が高い。この場合の餌は生きたカニが中心で、いかにもカニが波で流されて沈んでいくように餌を演出してアタリを取る。

アジ
　アジは内湾や漁港の防波堤からウキ釣りやサビキ釣りで簡単に釣れる。防波堤から釣る場合、コマセのアミは必携である。コマセをまいてアジを寄せ集めて、彼らの警戒心をほぐして釣る必要がある。アジはタナを正確にとること。海底スレスレにいることが多い。

イワシ
　水温の上昇する夏は北上し、寒くなると南下する。比較的水深の浅い沿岸域を回遊。時折内湾にも入ってくるが、そんなときが防波堤からの狙い時である。

サバ
　アジ・サバとまとめて扱われ、イワシとともに我が国ではもっとも大衆的な魚です。小型は堤防や磯際にも接近。手軽なサビキ釣りのファミリーフィッシングで楽しむことができます。

サッパ
　産卵期は春から夏。大群をなして押し寄せてくる真夏が釣りの最盛期で、堤防などからのサビキ釣りで狙う。コマセに敏感に反応するが、盛期にはコマセが必要ないほど活性が高まる。イワシやアジと同じように簡単に釣れるが意外と人気が薄く、五目釣りのターゲットの中の１種として雑魚扱いされている。