ホーム

 海釣り予報について

   

 防波堤での海釣りの釣果は、潮の満ち干に大きく影響されます。いままでは、潮見表はありましたが、満潮時間、干潮時間だけで、魚の喰いの良い時間帯が良くわかりませんでした。海釣り予報では、魚の喰いの良い時間帯を満ち干の大きさ、日の出、日の入りから推定したものであり非常にわかり易いのが特徴です。
 海釣り予報プログラムは一応ファジー理論を応用して、Visual Basicで製作しました。ファジー理論とは,ファジー炊飯器とかファジーエアコンなどの電気製品によく組み込まれておりますが、曖昧制御のことであり、人間の曖昧な感覚をコンピュータに実現させたものであります。 
 プログラムでは、まず水戸気象台のホームページから潮位データを取り込み、これをエクセルのデータベースとします。潮位データは日立、大洗、鹿嶋とありますが、時間差は10分程度です。ここでは大洗の潮位データを使用しました。
 次に、このデータベースから魚の喰いの良い時間帯を推定します。条件としては下記です。
(1)上潮、引き潮の差がある場合を取り出します。
(2)上潮3分の時間帯を計算して、次に上潮、引き潮の差が大きい場合にその前後が
   一番喰の良い時間帯としました。差が少ない場合にはやや良い時間帯とします。
(3)引き潮3分を計算して、その前後はやや良い時間帯とします。
(4)朝なずみ(日の出)、夕なずみ(日の入り)の前後もやや良い時間帯とします。
(5)(4)は(2)(3)と重なる場合があり、これを調整します。 
 プログラムはこれで終了し満潮、干潮の時間と喰いの状態を図に表します。上潮、引き潮の差の大きさから喰いの良い時間帯を推定する方式にファジー理論を応用しております。

 予報はまだ完全ではありません。釣りの状況を見て修正してゆきたいと考えておりますが、占いや「おみくじ」よりは確立は高いものと考えます。