生弓会コーナー

生弓会初射会で挨拶する名誉顧問の鴨川乃武幸全日本弓道連盟会長
(2002年1月26日、明治神宮至誠館第2道場で)


 生弓会で弓を楽しみませんか

 財団法人・生弓会は、本多利實翁が興した本多流の研究をし、各種射会や研究会で会員の親睦を図っています。射術や射礼の研究はもちろんのこと、国内最大ともいわれる弓書ライブラリー「生弓斎文庫」に納められている流祖の述作などを活用し、本多流弓道の原点を探り、弓射に役立てています。研修会では、スピードガンによる矢速の測定や堅物射抜きなどふだん味わえない稽古もして、弓を楽しんでいます。支部のひとつ洗心洞稽古会では、毎年、洗心弓友射会を主催、2000年は高校生ら500人が参加し、色的、紅白的、射割り、三つ的などに挑戦して、弓の楽しみを広げています。
 社会人弓道は全日本弓道連盟の段級が大きな枠組みになって、稽古もそのためのカリキュラムになりがちです。そんな中で歴史のある流派の弓をたしなみながら足元を見直すのもよいのではないかと思います。本多流は全弓連弓道と対決するものではなく、全弓連の射法制定では、利實翁の直弟子である高木たすく先生(全弓連副会長)も委員として参加、正面打起しなど本多流射法も要所で大幅に取り入れられています。ちなみに、鴨川乃武幸・全弓連会長に名誉顧問をしていただいています。
 関心がおありでしたら、生弓会にお入り下さい。入会希望者は下記のアドレスへ、ご一報を。入会申込用紙を送ります。
 会の師範のほか地域の指導者から、射術、射礼の指導が受けられます。射礼は、組み立ち、繰り大前が中心。巻藁射礼のほか時には古式射礼の稽古も行われます。競射会は選手権大会のほか通信射会もあります。本多流印可(初伝、修学、中伝、小目録、目録、中王、免許)の審査も行われています。
 生弓会本部は
 〒170−0002東京都豊島区巣鴨4−35−4−301
         電話 03−3918−8970
         (本多利永宗家宅)です。
 会費、入会金は
 維持会員、年会費7000円、入会金0円
 普通会員、年会費3000円、入会金2000円
 学生会員、年会費1500円、入会金1000円

問い合わせは kobakiyo@asa,email.ne.jp までどうぞ

焼津合宿研修会で大島善春師範を中心に射技論を交わす参加者たち
(2001年9月30日、静岡県焼津市の焼津弓道場で)



生弓会の行事予定(平成15年)


 1月25日(土) 新年射会・鈴木信先生範士昇格・上條皎先生8段昇段祝射会(東京・代々木の明治神宮至誠館第2弓道場)
 2月16日(日) 月例研修会・審査会(東京・府中市の安田生命弓道場)
 3月 1日(土) 『会報』126号発刊
 3月 2日(日) 第12回大学OB親善射会(東京・綾瀬の東京武道館)
 4月 6日(日) 第44回観桜射会(東京・烏山の第一生命弓道場)
 4月20日(日) 師範研修会・印可受領者研修会(第一生命)
 5月 3日(土) 京都研修会・連合審査(京都市の京都大学)
 6月 1日(日) 第25回通信射会(安田生命など各支部)
 7月 6日(日) 月例研修会・中央審査会(第一生命)
 8月10日(日) 第11回関西地区大学OB親善射会(大阪市の大阪城弓道場)
 8月23日(土)24日(日) 生弓会創立80周年記念中央研修会・研究発表会(東京・代々木の新日鉄代々木倶楽部、至誠館第2弓道場)
 9月20日(土)21日(日) 合宿研修会(長野県野辺山帝産ロッジ)
10月12日(日) 第20回選手権大会(東京・幡ヶ谷の渋谷スポーツセンター)
11月16日(日) 月例研修会・中央審査会(渋谷スポーツセンター)
11月30日(日) 第32回関西地区大学対抗懇親射会(西宮市の関西学院大学)
12月 7日(日) 第32回関東地区大学対抗懇親射会(東京・本郷の東京大学)
12月13日(土) 理事会・評議員会(島嶼会館)
12月14日(日) 納射会(渋谷スポーツセンター)
※ 奇数月の第4日曜日 生弓会本部(本多利永宗家宅)で巻藁稽古(午前10時〜)、弓書研究会(午後1時〜)

弓を楽しむ

洗心弓友射会は点数的、射割り、3つ的など多彩な競技で、高校生に人気が高い
さいたま市の埼玉県立大宮公園弓道場で
2000年2月11日

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