ペットをかわいがってその別れにつらい思いをされている人へ
チョコに声をかけてくださった門徒、吠えて迷惑をかけたご近所の方へ

13年前に門徒の所からもらってきたお寺の番犬チョコが昨日(5月13日)に
死にました。
 数日前から散歩のコースが変わったり、何度も飛びついてくる元気がなくなっていました。
その時点で獣医さんにきてもらったら良かったかも知れません。
 昨日昼、本堂のご法事が終わって声をかけた時にはもう事切れていました。
庭師さんに特になついていたのです(トラックが庭に入ってきたときにもう分かる)が、ここ最近は裏庭にいて、
会わせていませんでした。
こういうことであれば会わせておけば良かった、獣医に診せれば良かったと後悔して
います。 「なんということだろう。この前は元気だったのに。」と、庭師さんも驚いています。
 庭師さんとは裏庭の樹木消毒の際、顔は見ていたとのことでした。
 ペットが死んでお仏壇を購入した信徒のAさんの悲しい気持ち、お仏壇の近くにペットの遺骨を置いている門徒のBさんの
気持ちもわからないではありません。
 大変、悲しいです。 犬は古代社会にもいたのでしょうから、ペットブームでなくても、昔の人も犬との別れは辛かったことでしょう。
日曜学校をしていた時に境内地に入って来てお寺の犬になったチビ。その子のリトル。
その子のクロと辛い別れをしてきました。
 大型犬と別れて大きな悲しみの中にあった門徒のCさんは、再び犬を飼われるようになりました。
私の年を考えると、犬を飼うのはもう無理かも知れません。次の世代が考えるでしょう。
 しんどくても犬は何も言いません、言いたかったのでしょうが、それを思うと辛いです。人間の別離以上に寂しいという人がいますが、多分、思惟し、言葉による
会話ができないからでしょうね。
かわいがったり、声をかけてくださった方々、有難うございました。吠えて迷惑をおかけしたご近所の皆様、ご迷惑をおかけしました。
 以下の写真はホームページに掲載したものです。そして最期の写真は花と散歩の時に食べていた麦のような植物(この汁が生きる糧
だったような気がします)、シダ、白い花、そして匂い袋(お香)をいれて、副住職が市のペット荼毘所(焼却場)に連れていました。 月曜日に
収骨に行きます。
 チョコ、お寺の番犬、ご苦労様でした。そして有難う。

 ←一番右端の写真が近影

まつげは白くなっていました。香袋(赤) シダ、麦草(近所の畑から飛んできて自生している)、つくばいの近くにあった白い花