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読書記録

Latest Update at 18th November, 2009 by KITORA


このページでは KITORA のかなりバイアスのかかった文章が書かれています。御承知おき下さい。

12番目のカード/The Twelfth Card


ジェフリー・ディーヴァー/Jeffery Deaver 著 (上 2009/11/16・下 2009/11/18 読了)
☆☆☆☆☆
池田真紀子 訳
文春文庫
(上) ¥762- ¥800-(税込)ISBN978-4-16-770580-0
(下) ¥800- ¥840-(税込)ISBN978-4-16-770581-7

リンカーン・ライム&アメリア・サックスが活躍するシリーズ長編第六作になります。
アームチェア・ディテクティブならぬホイールチェア・ディテクティブの身であるリンカーンが、
本作ではプロの殺し屋と対決する事になりました。

NY はハーレムにある高校に通うジェニーヴァはレポート作成の為、博物館で調べものをしていた。
140年前の事件をマイクロフィッシュで調べ、自らの先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンに関する資料を読んでいた。
早朝でもあり、一人で部屋にいたジェニーヴァであったが、そこへ男が入ってきた。
不躾にも携帯電話で話をする男であったが、その声を聞いて少し警戒を解いた。
しかし、男はジェニーヴァを襲う為にやってきたのだった……
目出し帽を目深にかぶり、棍棒を片手に襲いかかった男であったが、ジェニーヴァの代わりにマネキンが粉々になった。
男が用意していた拳銃の撃鉄を起こす音に違和感を覚え、機転を利かしたジェニーヴァは何とか屋外へと逃げおうせた。
外で待っていた親友のラキーシャと共にパトロール警官に助けを求め難を逃れたジェニーヴァであったが、
その後も犯人達に執拗に狙われる事となる……
一報を受けたリンカーンはサックスを現場に派遣して鑑識活動に当たらせる。
その最中に再び現場に舞い戻った男は刑事であるロン・セリットーの目の前で館長を射殺したのだった……
館長から情報提供されないよう殺しに舞い戻った事を重視したリンカーンはジェニーヴァを自らの家に呼び、
事情を聞き、ジェニーヴァが調査していた 140年前の事件が関連していると直感するのだった……


140年前の謎を解くというのも強烈ですが、やはり著者の代名詞でもあるどんでん返しの連続が本作でも効いています。
或る意味しつこいとも思えるくらいにやってくれます。
本のヴォリュームと展開からまだまだ捻りがあるはずと思えるあたりはまだまだ小手調べという感じで、
後半は途中で休憩する事が出来ませんでした。
まさしくページターナーという思いを強くしました。
本筋とは関係ないとまでは言いませんが、
ラストの一節はシリーズキャラクタに魅せられている人々には堪らない印象を与えるであろう締めくくりでしたね。


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