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読書記録

Latest Update at 16th November, 2009 by KITORA


このページでは KITORA のかなりバイアスのかかった文章が書かれています。御承知おき下さい。

棄霊島


内田康夫 著 (上 2009/11/14・下 2009/11/15 読了)
☆☆★
文春文庫
(上) ¥581- ¥610-(税込)ISBN978-4-16-766612-5
(下) ¥581- ¥610-(税込)ISBN978-4-16-766613-2

先月に読みました「贄門島」に続いて、浅見光彦シリーズです。
本作がシリーズ100作目との事、それと前作の解説で興味を覚えたので、購入した次第。

五島列島の取材で九州へと向かうフェリーに乗った光彦は後口という男と知己を得る。
元刑事の後口と何故か気のあった光彦は誘われるままに五島列島の案内を受けるのであった……
取材旅行を終えて、元の生活に戻っていた光彦の元を突如静岡県警の刑事達が訪れる。
なんと、後口が御前崎の海岸で死体となって発見され、信州に住む娘達からは
関東に於ける知り合いは光彦くらいしか思い当たらないと言われ、重要参考人扱いであった。
容疑は晴れたものの、後口が何故殺されたのか気になった光彦は一人調査を始める。
光彦と出会う直前に信州に住む娘の元を訪れた際に、松代でのある男との再会がどうやら鍵を握るようだった……
そして、30年前後口が刑事時代に起きた長崎の軍艦島での連続変死事件が背後にあると直感する。
事件は当然既に時効であるのだが、後口が解決をあきらめていなかった為に殺されたのではないか……
光彦は再び長崎を訪れるのだった……


ミステリとしてきっちりとまとまった佳作という印象です。
伏線も生きていますし、特に齟齬は感じないのですが、
30年前の事件と戦中戦後のエピソードがあるせいか、
浅見光彦って何年生まれの何歳だったっけ……などという愚問が時折思考をじゃましていました……
読後にあまり感動しなかったのは、帯の文句のせいかもしれません。
最大の「巨悪」というのはいくら何でも言い過ぎ(書き過ぎ)ではないでしょうかね。


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