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読書記録
Latest Update at 02nd November, 2009 by KITORA
このページでは KITORA のかなりバイアスのかかった文章が書かれています。御承知おき下さい。
夢見る黄金地球儀
海堂尊 著
(2009/11/02 読了)
☆☆
創元推理文庫 ¥640- ¥672-(税込)
ISBN978-4-488-49801-6
著者の得意とする医療ミステリシリーズとは異なりますが、
舞台は同じ桜宮市で、コメディ作品でした。
平沼平介は「平沼鉄工所」の営業部長である……と言えば、聞こえはよいが、
今現在は社長である父親の豪介と経理・IT 担当の君子(平介の妻)の三人が全社員。
平介自身かつては大学院で物性理論物理学を専攻していたのだが、自らの限界を感じ退学。
今では発明癖のある父親の作品を何とか売り込んでいる毎日……
そんな平介の元に八年ぶりに悪友が訪れてくる……
悪友・ガラスのジョーこと久光穣治は平介の城である平沼家の離れに上がり込み、
いきなり平介に「一億円欲しくないか?」と切り出してくるのだった……
なんと、ジョーは平介に桜宮水族館に陳列されている地球儀を盗み出そうと持ちかけるのであった……
それは桜宮市が、かの悪名高き「ふるさと創生一億円事業」によって得た金額で黄金の地球儀を創り、
水族館の別館である深海館に陳列してあったものであった……
ストーリー的に悪くないですし、キャラクタ的にも結構面白い。
地球儀の作成に連なる技術的なエピソードの数々もかなりツボでしたし、
コン・ゲーム的なノリのミステリも結構好きなんですが、
何かイマイチ乗り切れませんでした……
よくよく考えてみると、どうも私は個人的に海堂氏の悪ノリ的に過剰な描写が好きでない様です。
そのやたらとインチキくさいネーミングセンスが鼻について楽しめないのだと気づきました。
もう少し押さえてくれると物語自身を純粋に楽しめるのですけど……
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