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読書記録
Latest Update at 02nd November, 2009 by KITORA
このページでは KITORA のかなりバイアスのかかった文章が書かれています。御承知おき下さい。
夜叉沼事件
太田忠司 著
(2009/11/01 読了)
☆☆☆
創元推理文庫 ¥740- ¥777-(税込)
ISBN978-4-488-49003-4
狩野俊介シリーズ第三作。
何となく気に入ってしまったシリーズです。
中学生になり、無事野上の元に同居することとなった狩野俊介。
その俊介の担任教師が野上の元を訪れる。
彼女は保護者訪問に来たのではなく、依頼にやってきたのだった……
彼女の兄、宏は二十年前に誘拐され、殺害されたのだが、その事件は未解決であった。
母親は既に亡く父親も余命短い、彼女は何としても犯人を知りたいのであった。
かなり難易度が高いと思いつつも依頼を引き受けた野上は、早速調査に乗り出す。
事件の発端は次のようなものであった。
二十年前、ピアノに非凡な才を持っていた当時中学生の宏が、レッスンの帰りに行方知れずとなり、
身代金を要求する電話がかかってきた。要求金額は当時の金額で一千万円という高額であったが、
父親が翌日までに間に合わせることが出来ないと告げると犯人はあっさりと五百万円に値下げした。
父親は犯人からの電話が切れるやすぐに警察に連絡をとり、翌日の受け渡し現場で犯人を押さえる作戦をとった。
しかしながら翌日、犯人は結局受け渡し現場に現われず、
母親の元に警察のせいで金が取れなかったから宏を殺すと告げてきたのだった……
野上と俊介は警察から調書を見せて貰い、次に当時宏の死体が発見された夜叉沼へと赴く……
事件の謎自体は今回もさほど難しいものではありません。
プロット的にも予定調和に近いのですが、これもスッキリとしたエンディングのせいか、
丸くおさまる感じで悪くありません。
このシリーズはキャラクタに惹かれてしまうと、さらりと楽しめる清涼飲料水的な良さがあるのだと思っていて、
私もすっかり、ファンになっています。
二ヶ月に一作のペースで復刊が続いているのですが、このまま読み続けてしまいそうです。
唯一の難点はコストパフォーマンスの悪さかな……
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