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読書記録
Latest Update at 30th September, 2009 by KITORA
このページでは KITORA のかなりバイアスのかかった文章が書かれています。御承知おき下さい。
数学的にありえない/Improbable
Adam Fawer 著/矢口誠 訳
(上 2009/09/25・下 2009/09/25 読了)
☆☆☆☆
文春文庫
(上) ¥733- ¥770-(税込) ISBN978-4-16-770575-6
(下) ¥733- ¥770-(税込) ISBN978-4-16-770576-3
単行本で刊行された際に話題となっていた作品。
賛否が別れていた作品ですが、私としては結構好みかな……
あらすじ的にストーリーを書くのが結構しんどい作品ですね…… (^_^;)
主人公のデイヴィッド・ケインは統計学を専攻していて、アカデミックポジションに着いていたのだが、
側頭葉系癇癪という症状を発病した為に職を失い、ギャンブルに身を窶している……
そして、天才的な計算力を有しているのにもかかわらず、ポーカーで大負けしてしまう。
負けた際に再び大きな発作を起こして病院に運ばれた為に、ロシア人の胴元からの追求を逃れたが、
あまり猶予はない……
ナヴァ・ヴァナーは CIA の凄腕エージェントで有りながら、実は情報をモサドや北朝鮮に流して、
海外の口座に大金をせしめていた。
そのナヴァも北朝鮮相手に売った情報が Disk Error で一部漏れが生じた為に、
北朝鮮の工作員に追われる身となる。
彼女は実はロシアの出身で二重スパイの身だった……
ここまで書くとラドラム的なサスペンスを期待してしまうのですが、
実は本作ではここから徐々に突拍子もない展開が生じる……
どちらかというと SF ファンタジー的な展開とも言えるのですが、
デイヴィッドの病に量子物理学のスパイスを加えて、
結構無茶な飛躍をせしめていたりします。
個人的には物語の展開が気に入りましたし、伏線の張り方や、どんでん返しも好きです。
上巻こそ一晩では読めませんでしたが、後半から下巻に書けては一気読みしてしまいました。
作品中に繰り返される韻の部分が原著でどうなっているのか気になったりするくらいで、
ひょっとしたら原著を手に入れたくなるかも知れないくらい好きかも。 (*^_^*)
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