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読書記録

Latest Update at 17th September, 2009 by KITORA


このページでは KITORA のかなりバイアスのかかった文章が書かれています。御承知おき下さい。

獣の奏者 2 王獣編


上橋菜穂子 著 (2009/09/17 読了)
☆☆☆☆☆
講談社文庫 ¥695- ¥730-(税込)
ISBN978-4-06-276447-6

シリーズ第二部です。
第一部では生まれ故郷の村を離れ、天涯孤独の身となったエリンが蜂飼いを経て、
王獣の医師となるべくカザルム王獣保護場に入学した訳ですが、
いよいよ彼女の数奇な運命が顕わに……

獣ノ医術師になるべくカザルム王獣保護場で学び始めたエリン。
ユーヤンという親友を得、毎日を有意義に過ごしていた。
教導師長を務めるエサルは蜂飼いのジョウンとは旧知の仲で、
エリンに目をかけていたが、次第にエリンの持つ能力に驚かされていく……
そして、エリンは遂に運命の出会いを果たすのだった……

傷ついた王獣の幼獣でありリランをエサルに紹介されたエリン。
リランの救うべく一心不乱に世話をする。
そして、かつて山奥で見た野生の王獣と保護場の王獣達との違いに着目し、
音無し笛を使わずに竪琴を用いてリランと意志疎通を図り始める。
ついにリランが餌を食べ始め、次第に王獣と会話が交わせるようになっていくのだった……

四年の月日が流れ、リランは空を飛べるようになり、保護場へ運び込まれた野生の雄との間に子供が生まれる。
その話を聞いたリョザ神王国の真王がカザルム王獣保護場を訪れにやってくる。
真王はリラン達に近づきすぎ、エリンは慌てて間にはいるのだが、
エリンこそが王獣を操る術を身につけていることを知られてしまう……
真王達はその帰り道に、闘蛇の群れに襲われる。
真王の暗殺計画が進行していたのだった……
リランに乗ったエリンは急行し、闘蛇達を殲滅するが、
真王はそこで大きな傷を負ってしまった……


次第に時代の大きな波に巻き込まれていくエリンでした。
様々な伏線が見事に機能していて、もはや待ったなしで読み続けることに……
あっという間に読了してしまった訳ですが、読み応え充分です。
イアルとエリンの間(ま)が実に良いです。
例えエリンであってもやはり、王獣が獣としての行為に夢中になる(本能に支配される)と、
しっかりと食われちゃうんですね。
今現在は物語が一息ついた段階なので、満足感で一杯ですが、
正直、単行本で出版されたばかりの続編が早く読みたいです。
文庫化まで待てるかな……


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