キタウラ設計室

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円山西町の家

住宅
鉄筋コンクリート造・2階建て
延床面積 191.02㎡
写真撮影:酒井 広司

札幌市の山あいを縫うように造成された住宅街の先端にあるこの家は、隆々たる蒼林に面している。 この辺りには、オオムラサキという少々珍しい蝶が潜んでいるらしい。その豊かな自然の力を借りて「緑に包まれて暮す」というのが、 計画の主題である。敷地は、南から覆い被さるような勢いで迫る山林のために、日が昇るのは遅く、沈むのが早い。 冬は大きな除雪機が大活躍するほどの積雪量。計画は、2階の居間を山に向かって突き出す形とし、2方向を大きく開いた。 山林の中に居るような気分である。日当たりや積雪の問題を気にせず、目の高さで緑を取り込むことができる。階段を中心に展開する間取りは、 移動する度に視線も旋回し、色々な角度から緑が目に飛び込んでくる仕掛けである。夏場は山林に反射した光が射し込み、 山の表情が内部空間に浸透する。葉の落ちきった冬場は斜面に雪が降り積もり、山の稜線が静かに光る。

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