洞門問題に関係する市議会の最近の動き(まとめ)
最近の市議会の動きが慌ただしくわかりにくかったので、以下に時系列にまとめました。
10月26日 建設常任委員会
・昨年来、町内会や地元トンネル対策協議会に対する説明で使われてきた「トンネル破壊モード」図(洞門のJR側側壁が極めて薄くそこに応力が集中しているので、側壁が崩壊し土砂がJR線路にもなだれ込む)は全く根拠のないものであることが判明。
・「トンネル破壊モード」図を根拠に地元協議会で洞門「開削」の方針が決定されたが、その根拠が崩れているのに松尾市長は、地元に訂正の説明をしていないことを認める。
・今回の第三者検証の対象になった調査を行ったサンコーコンサルタントが、検証作業に深く関与していたことが判明。検証作業の第三者性に大きな疑念がもたれる。
・市長が検証作業にサンコーが関与していたのを知ったのは、最終報告書が出てから2か月近く経った10月23日に当会の指摘を受けてからであり、道路課職員はサンコー関与を市長に報告していなかった。市長も(サンコー関与を聞いたとき)「疑念を持たれてもしょうがない」旨の発言を行う。
・当会提出の陳情第17号(「北鎌倉隧道の安全対策の方向性の決定について」(市長決裁:27鎌道路第502号)の再考を求める陳情)は議決不要となる。
10月27日
・市議会議員よりトンネル技術協会への委託に関して監査動議が出される。(提出者:上畠、松中、中澤、岡田、三宅議員、賛成者:竹田、保坂、長嶋議員)
10月28日 総務常任委員会
・建設常任委員会で明らかになったことについて、複数議員より疑問が呈される。
・洞門開削予算を含む「補正予算案」は3:2で否決される(予算案が総務常任委員会で否決されるのは20数年ぶりで異例なこと)
10月30日 市議会本会議
・建設常任委員会で明らかになったことについて、複数議員より疑問が呈され、予算案反対の討議が行われる。
・総務常任委員会で予算案が否決されたにもかかわらず、本会議にて14:10にて予算案が可決。